儚き者達
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『今までは津菜が赤ん坊や駄犬達に誤解を解きたいと思う気持ちを尊重したけどこのままじゃ津菜は辛い思いばかりする羽目になる!』
「加代かい?今すぐ僕の部屋の隣を人が住める状態にして!明日からそこに人を住まわすから!」
雲雀は歩きながらスマホを取り出し電話に出た使用人に指示を出した。
「津菜を裏切り手荒く扱ったことを後悔させてやるしかないね!」
雲雀はランバード・カーツェを出し抜く為に動き出した。
「兄さん。雲雀恭弥が動き出したわ。」
晶は水を宙に浮かべそれをスクリーン代わりにして見ていた。
「そうか。その方がツナは安全かもしれないな。」
晶は術を解くと水が勝手にコップの中に入っていく。
「俺達ももう少ししたら動ける。そうだろ?」
「ゲス野郎達は時期が来たらその時に仕掛けてやれるわ!」
「・・・、今さらなんだが晶は女なんだからゲス野郎って言うのはどうかと思うんだけど?」
女なんだから言葉使いは丁寧な方が良いと思うと憐也が言うが晶は反論する。
「この時代に男尊女卑?あり得ないよ!言葉使いくらいでとやかく言わない時代なのよ!」
「いや、男尊女卑は関係ないだろ。お前は都合のいいように言うよな。親父に似てるよ。」
溜め息を吐く憐也に晶は笑う。
「兄さんは少し心配性なところはお母様似ね。」
憐也は晶のことを心配してる節があり食事はバランス良く摂れるように工夫したりしている。
「そりゃ心配性にもなる。昔はお前体が弱かったからな。すぐ風邪は引くしその上熱が有ろうが動き回るから。」
こんなことをされて心配性にならない方がおかしいとまた溜め息を吐く憐也は晶を見て考えていた。
『あいつらに仕掛けたら俺達も只では済まない。』
「お前、復讐者に匿ってもらうか?」
「兄さん!?」
憐也の言葉に最初はキョトンとしていた晶だが意味が分かった途端食って掛かった。