儚き者達
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合成写真の件でクラスメート達はその日ツナとクロームを責め立てることはなかった。
放課後になりツナは応接室に。クロームと晶と憐也は途中まで一緒に帰宅した。
「晶、夕食何が食いたい?食材が少ないから買い物するし。」
憐也はメモ帳とペンを片手に冷蔵庫の中の少ない食材を見ながら聞いた。
「ハンバーグが良いな。」
「ハンバーグな。俺買い出しに行ってくるから。」
憐也は玄関に向かい靴を履いていると後ろから晶が自分も行くと追いかけてきた。
「私も行くわ!」
妙に気合いが入った晶を憐也は呆れたような生温い目で見た。
「お前・・・。そんなに菓子が食いたい?」
スーパーに行けば晶は一目散にお菓子売場やスーパーで焼いているパン売場に直行する。
晶は拗ねたように反論する。
「最近のお菓子は絶品なんだもの!」
「それは同感だけど晶は買いすぎだ。」
年頃の女の子ならお菓子は必需品も同然だが晶は量が半端なかった。
「別に良いじゃない!美味しいんだから!それに私達があの頃食べてたのは」
「分かった分かった。でもあの時はあれらを美味いと思っただろ?」
「それはそうだけど・・・。」
「とりあえずお前は靴を履け。」
このままでは埒があかないと話を切り(話の発端は憐也だが。)二人は並盛商店街に出掛けた。
並盛商店街で奈々は憐也と晶の姿が目に入り駆け寄った。
「こんにちは。晶ちゃん、憐也君。」
「「こんにちは。」」
「実は貴方達にツッ君のことで聞きたいことがあるの。出来れば今聞きたいの。」
奈々の必死な顔を見て憐也と晶は頷き、ラ・ナミモリーヌに向かった。