儚き者達
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「五月蝿すぎて来てみればこんなもんで騒ぎを起こしてたのかよ。」
「それはダメツナと憐也君の妹のせいじゃない!」
憐也はため息を吐き合成写真のツナの部分を指した。
「夜に撮影されたものだろうけどツナの部分だけ若干明るい色彩じゃないか?まるで昼間に撮ったように。」
憐也に言われ合成写真のツナの部分を見るクラスメート達。
「本当だ。」
「ダメツナの部分だけ少しだけ明るいわ。」
憐也に指摘されランバードはまさかと思って持っていた合成写真の一枚を見る。
『確かにあの女の部分だけ明るい!クソッ!あいつ(部下)雑に作りやがって!』
「お前らこの合成写真は誰から渡された?」
「えっ?ランバード君に渡されたんだけど。」
他のクラスメート達も答えた女子に頷いた。
「カーツェ。お前はどこからこれを入手したんだ?こんなのが学校や並盛に出回ってるなら風紀委員会に報告した方が良い。」
風紀委員会の言葉に顔を青くさせるランバード。
「カーツェ君、早く言わないと風紀委員会が知った時に何で黙ってたって委員長に咬み殺されちゃうわ!」
「今からでも言いに行った方が良いよ!」
言いに行けるわけがない。合成写真はランバードが部下に作らせた物だし、雲雀を騙そうと見せたばかりだ。
「ランバード、何で言いに行かないんだ?」
心配する女子と疑う一部の男子にランバードは何も言えず黙り込む。
そこでチャイムが鳴り担任が入ってきた。
「蒼真憐也!お前は隣のクラスだろう!さっさと戻れ!」
教師に注意され憐也は軽く謝りドアに歩いて行くが目線はランバードに向けている。温度を感じさせるなら絶対零度。そんな目で睨み付ける。
『っ!何であんな目で見られるんだ!』
ランバードは怯んだ。
憐也は出ていく時にばつの悪そうな顔をしている獄寺達を見る。
『ランバードは勿論お前らも覚悟しておけよ!』
憐也は教室を後にした。