儚き者達
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応接室は不穏な空気で包まれていた。
「何で写真を破り捨てた!ランバードが忠告しに来たんだぞ!」
「どう見たって合成写真じゃない。」
呆れる雲雀にリボーンは目を覚ませと睨み付ける。
「ダメツナはそこまでして庇うほどの女じゃねぇ!」
「ランバード・カーツェが言っているだけで証拠は何一つないよ。赤ん坊も覗いてたんだから知っているでしょ?」
「ぐっ・・・。」
確かにリボーンは晶がランバードの顔の湿布やカッターで切りつけられた時の傷を指摘しているのを窓の外から覗いていた。
「しかし、ランバードは殴られたと言っているだぞ!」
「だったら証拠を持って来なよ。ああ、馬鹿の一つ覚えみたいに津菜に殴られたと言っているカーツェの証言以外だ。」
「っ・・・。」
正にそれを言おうとしていたリボーン。雲雀は呆れ返る。
リボーンは後味悪そうにして応接室を出ていった。
「堕ちる時はとことん堕ちるものだね。」
雲雀は冷めた目で出ていくリボーンを見ていた。
ツナの教室では騒ぎが起こっていた。
「男遊びなんて最低ね!」
「うわー。まじ無いわ。」
「本当に尻軽ね!」
合成写真を見てクラスメート達は合成写真をツナに叩き付け、それを遠くから見ていたランバードはこれで晶はツナを捨てるだろうと誰にも分からないように笑っていた。
「どれだけ男好きなのよ!気持ち悪い!」
「俺はそんなことしてない!」
「ボスはそんな人じゃない!」
「じゃあこれは誰よ!どう見てもアンタじゃない!不潔女!」
問い詰めるクラスメート達から晶が合成写真を取り上げ見てみる。
「これ、合成写真じゃない?」
「まだ庇うの!?」
「蒼真!いい加減にしろよ!」
「それはお前らの方だろ?」
「「「「えっ?」」」」
責め立てていたクラスメート達が声がした方を見るとそこには晶から合成写真を取った憐也がいた。