儚き者達
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奈々はツナがリボーンとビアンキに責め立てられた翌日から毎日来ていた獄寺と山本が来ないことで自分の娘と友人のクロームは学校で苛められてるのではと思っていた。
真相を知りたくてもりボーン達に妨害されてしまいツナやクロームまたはツナと付き合っている雲雀に話を聞けなくて困っていた。
「はじめまして。津菜の母です。ツッ君をよろしくね。」
笑顔で挨拶をした憐也と晶を見て奈々は少しだけ安心した。
校門に立っている雲雀に話があるとランバードが雲雀の前に立つ。雲雀は眉を寄せる。
「草壁。後は頼んだよ。」
雲雀はついてこいと目でに示し歩き出す。ランバードはその態度に腹を立てたが合成写真を見せなくてはと気持ちを落ち着かせる。
応接室に入り雲雀はいつも書類をさばいている机に着いた。
「朝から何の用?」
不愉快だと殺気を出し睨んでくる雲雀にランバードは怯んだが合成写真を渡す。
「偶然手に入れたんですが、写真に写っているのはツナさんです。これは明らかに貴方に対する裏切り行為ですよ!」
雲雀が眉を思い切り寄せるのを見てランバードは上手くいったと喜んだが。
ビリビリビリーーー
雲雀はランバードの目の前で合成写真を破り捨てた。
「なっ!」
「勉学に使えない写真を持ってくるのは校則違反だ。僕の目の前で校則違反とは咬み殺されたいの?」
トンファーを構える雲雀にランバードは顔を青くさせる。
「覚悟は出来たかい?」
雲雀はニヤリと笑いトンファーを振り上げランバードに殴りかかる。
スガァーンーーー
「雲雀!そこまでだ!」
雲雀が振り向くと硝煙を上げる銃を構えたリボーンがいた。
「・・・群れないでくれる?」
雲雀は不機嫌になりながらもトンファーをしまった。
「雲雀にはまだ紹介していなかったな。ランバードはカーツェファミリーのドンの息子で傍系だがボンゴレ3世の血を引いているし同盟ファミリーだ。」
「そう。ランバード・カーツェもうすぐホームルームだ。教室に行きな。」
ランバードはそそくさと応接室を出た。
『まさか破り捨てるとは!』
ランバードは悔しそうに教室に向かう。数枚の合成写真を手にして。