儚き者達
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並盛と黒曜の間にあるマンションの一室に憐也と晶は住んでいる。
「晶。俺は飯作るから。」
「私は依頼が来てるか見てくるね。」
憐也と晶は其々キッチンと自室に向かう。
「また復讐者からの依頼が来てる。」
晶はメールを開く。
「あのゲス野郎とゲスのファミリー復讐者に目を付けられてるよ。でも丁度良い!ゲス野郎共々あいつらを地獄に落としてやれるわ!」
笑顔だが笑っているのは口元だけで切れ長の目には怒りと憎しみに彩られていた。
復讐者に依頼を受けると返信し、他の依頼もチェックし依頼者や内容によって引き受けたり断りのメールを返信した。
夕食を食べながら憐也は晶にどうだったと聞いた。
「マフィアや表の起業の依頼数件とお得意様の復讐者からカーツェファミリーの調査依頼が来てたわ。」
「へぇ。あのゲス野郎のファミリーは復讐者に目を付けられたのか。笑えるな。」
「勿論引き受けたわ。復讐者もカーツェファミリーを捕まえたいんだけど決め手が無くて手を出せないみたい。」
憐也は剣呑な目をした。
「要は『カーツェファミリーがしている悪事』の情報があればそれを理由に復讐者はゲス野郎のファミリーに乗り込めるわけだ。」
食事を済まし憐也は自室でパソコンを開き操作し始める。
「人体実験の施設だな。しかも五ヵ所もあるのか。」
憐也はカーツェファミリーのシステムに侵入している。ハッキングだ。
「麻薬漬けにしてオークションで人身売買か。麻薬はカーツェファミリーが独自で研究して作ったみたいだな。」
これでもかと出てくるカーツェファミリーの悪辣な所業に気付かないボンゴレに憐也は呆れた。
「ゲス野郎共々ボンゴレも潰れれば。」
憐也は願うように小さく呟き調査内容を復讐者に転送した。