儚き者達
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午後の授業も終わりツナはクロームと晶にまた明日と告げ応接室に向かう。
陥れられてからツナの安全の為に草壁がツナのクラスまで迎えに来るようになった。
クロームは晶と憐也と一緒に帰宅することにした。
「ツナは何で応接室に行ったんだ?」
憐也の疑問にクロームが笑顔で答えた。
「ボスは風紀委員長と付き合ってるの。風紀委員会は応接室を委員会の部屋にしてるから。」
「風紀委員会って応接室を使ってるんだな。」
「応接室でデート。凄いわね。」
クロームの説明に驚く二人だった。
心なしか明るい表情のツナに雲雀は良いことでもあったの?と聞いた。
「はい!今日転入してきた晶と憐也と友達になりました。同じクラスの晶は俺とクロームを信じてくれました!」
嬉しそうに話すツナに雲雀は書類を見る。
「津菜が言ってるのは蒼真晶と隣のクラスの蒼真憐也のことかい?」
雲雀はランバードの件でツナのクラスにさらに転入生を入れるのは良しとしなかったがたまたまツナのクラスは転校したり、素行の悪さで退学した生徒が出て席に空きが出来てしまいそこに転入生を入れるしかなかった。
しかも並高を取り仕切っているのは理事長の雲雀瑞希。雲雀の母だった。
雲雀は瑞希に反対したが「他のクラスにはこれ以上入れられない。」と。
更に「惚れた女は自分でしっかり守れ!」と言われ雲雀は口を閉じるしかなかった。
「何かされたらちゃんと言うんだよ。」
「大丈夫ですよ。雲雀さん。」
「超直感?」
「超直感もですけど何か晶と憐也は信じても大丈夫な気がするんです。」
「そう。津菜は僕が守るから。」
笑顔で言うツナを雲雀は抱きしめた。