儚き者達
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ツナとクロームが嵌められた日から二人の生活は一転した。
下駄箱はゴミが詰め込まれ机は罵倒する言葉が書かれている。
ツナが教室に入れば汚水をかける日もあった。それでも登校して教室に行くのはクロームがいるからだ。
自分が休めばクロームが全てを被ることになる。だから雲雀に応接室に来ればいいと言われてもツナは毎日教室で過ごす。
クローム自身獄寺達やクラスメートが怖くて行きたくはないが自分が行けばツナの被害が減るから登校している。(骸はいい顔をしなかったが何かあれば連絡することを条件にした。)
毎日担任が来るまでツナとクロームはクラスメートに囲まれ嫌がらせを受けていた。
そしてランバードによってリボーンとビアンキはツナを裏切った。
「ダメツナ!ランバードになんてことしやがった!ボンゴレの同盟ファミリーなんだぞ!」
「ツナ!自分のしたことの重大さを分かってるの!リボーンに恥をかかせて!」
奈々はツナに話を聞こうとするがリボーンに妨害され、ツナの言い分を聞いて欲しいと頼むがリボーンは聞き入れない。
「ママン!ツナはランバードに暴力を振るったんだぞ!甘やかす必要はねぇ!」
リボーンはそう言いツナを睨み付ける。
その為ツナは奈々に本当のことを言えず悲しい顔で俯く。
奈々は優しすぎるツナが暴力を振るうとは思わない。
ランボとイーピン、フゥ太はツナを庇うが庇えば庇うほどリボーンとビアンキがツナに辛く当たるせいで庇えなくなってしまった。
今では奈々や子供達がツナに話しかけるだけでツナを甘やかすな!とリボーンが妨害し、子供達は泣き出しそうな顔をし、奈々は母子としての会話もままならない。
奈々は困り果てた。