FOG&MIST
嘘つき姫の絶望
ここ数日ツナとクロームの姿を見ていないセーラは焦っていた。
『守護者達をセーラの騎士にしたのは良いけど、肝心のダメツナとクロームが学校に来ないわ!これじゃ追い詰められない!』
セーラとしてはツナとクロームを徹底的に追い詰め奴隷にしたかった。
『セーラのアクセサリーや奴隷が良い感じに仕上がってるのにあの二人がいなきゃ意味ないじゃねーか!』
数日間、京子達2-Aの生徒中心にツナとクロームをどう痛めつけるか相談し、乱暴な生徒に至っては角材を集めていた。ツナ達を殴りつける為に。
学校帰り、セーラと獄寺達にリボーンが重要な話があるとセーラの部屋に向かった。
「九代目から勅命書を2枚渡された。その内1枚はダメツナを十代目から降ろすと記されてる。」
セーラはさらに焦った。ツナを十代目から降ろしてしまったらセーラはボンゴレを手中に出来ない。
そんなセーラをよそに獄寺達は自業自得だの、ツナには相応しくないなどと笑う。
「もう1枚は6世の傍系であるセーラをボンゴレ十代目にすると記されてる。やったな!セーラ!」
嬉しそうに伝えるリボーンに獄寺達もおめでとうございますセーラさん、やったのな!極限めでたいぞ!と祝福するが、セーラは堪ったものではない。
『冗談じゃないわ!セーラはボンゴレの業なんかいらないのよ!ボンゴレの業はダメツナに背負わせなきゃ!』
セーラは作戦を立てないとと焦る。そんなセーラを見ていたリボーンはきっといきなり重大なことを言われて不安になっていると思い安心させようと言葉をかける。
「大丈夫だぞ。セーラは獄寺達に守らせるし、ダメツナは償いも兼ねてセーラの部下にする。」
ツナを部下にする。その言葉にセーラは名案が浮かんだ。
『ダメツナを夫兼部下の形を取ればいいのよ!』
セーラは震える声で言った。
「セーラ何かで良いなら十代目として頑張るわ~。皆もよろしくね~。」
「十代目、御守りします!」
「セーラなら良いボスになるのな!」
「極限頑張るのだぞ!」
獄寺達はセーラがドンナ・ボンゴレになるのを喜んだ。
獄寺達が帰り、セーラはリボーンを引き留めた。
「あのね~、リボーン君。沢田君をセーラのお婿さんにしたいの~。」
リボーンは驚愕した。
「セーラと結婚したらボンゴレとバードンの結束はより強くなるし~、沢田君との間に濃いボンゴレの血が流れる子供が産まれたらボンゴレはもっと強くなると思うの~。」
「しかしセーラ!ダメツナに苛められて顔も見たくないはずだ!なのに何故?!」
「今でもちょっと沢田君は怖いけどボンゴレ十代目になるならボスとしてボンゴレのことを考えないといけないと思うよ~。それに沢田君と仲直りしたいしぃ~。」
あまりにも健気なセーラにリボーンは何処まで優しいんだと呆れたが、セーラの言っていることも一理あるとリボーンは考えた。
「セーラがそこまでボンゴレのことを考えてるなら一応九代目と家光に話しておくが難しいぞ?あいつはボンゴレで罪人とされているからな。」
もし九代目達が許可しても俺様と獄寺達が必要以上にダメツナを近づけないように守ってやるから安心しろと言うリボーンにセーラは絶対にボンゴレを手に入れてやると意気込んだ。
「リボーン君ありがとう~。」
「それじゃあ俺様は九代目達に連絡するからな。」
「リボーン君お願いね~。」
この瞬間、嘘つき姫は地雷を踏み、絶望の底に叩き落とされることが決定した。
ここ数日ツナとクロームの姿を見ていないセーラは焦っていた。
『守護者達をセーラの騎士にしたのは良いけど、肝心のダメツナとクロームが学校に来ないわ!これじゃ追い詰められない!』
セーラとしてはツナとクロームを徹底的に追い詰め奴隷にしたかった。
『セーラのアクセサリーや奴隷が良い感じに仕上がってるのにあの二人がいなきゃ意味ないじゃねーか!』
数日間、京子達2-Aの生徒中心にツナとクロームをどう痛めつけるか相談し、乱暴な生徒に至っては角材を集めていた。ツナ達を殴りつける為に。
学校帰り、セーラと獄寺達にリボーンが重要な話があるとセーラの部屋に向かった。
「九代目から勅命書を2枚渡された。その内1枚はダメツナを十代目から降ろすと記されてる。」
セーラはさらに焦った。ツナを十代目から降ろしてしまったらセーラはボンゴレを手中に出来ない。
そんなセーラをよそに獄寺達は自業自得だの、ツナには相応しくないなどと笑う。
「もう1枚は6世の傍系であるセーラをボンゴレ十代目にすると記されてる。やったな!セーラ!」
嬉しそうに伝えるリボーンに獄寺達もおめでとうございますセーラさん、やったのな!極限めでたいぞ!と祝福するが、セーラは堪ったものではない。
『冗談じゃないわ!セーラはボンゴレの業なんかいらないのよ!ボンゴレの業はダメツナに背負わせなきゃ!』
セーラは作戦を立てないとと焦る。そんなセーラを見ていたリボーンはきっといきなり重大なことを言われて不安になっていると思い安心させようと言葉をかける。
「大丈夫だぞ。セーラは獄寺達に守らせるし、ダメツナは償いも兼ねてセーラの部下にする。」
ツナを部下にする。その言葉にセーラは名案が浮かんだ。
『ダメツナを夫兼部下の形を取ればいいのよ!』
セーラは震える声で言った。
「セーラ何かで良いなら十代目として頑張るわ~。皆もよろしくね~。」
「十代目、御守りします!」
「セーラなら良いボスになるのな!」
「極限頑張るのだぞ!」
獄寺達はセーラがドンナ・ボンゴレになるのを喜んだ。
獄寺達が帰り、セーラはリボーンを引き留めた。
「あのね~、リボーン君。沢田君をセーラのお婿さんにしたいの~。」
リボーンは驚愕した。
「セーラと結婚したらボンゴレとバードンの結束はより強くなるし~、沢田君との間に濃いボンゴレの血が流れる子供が産まれたらボンゴレはもっと強くなると思うの~。」
「しかしセーラ!ダメツナに苛められて顔も見たくないはずだ!なのに何故?!」
「今でもちょっと沢田君は怖いけどボンゴレ十代目になるならボスとしてボンゴレのことを考えないといけないと思うよ~。それに沢田君と仲直りしたいしぃ~。」
あまりにも健気なセーラにリボーンは何処まで優しいんだと呆れたが、セーラの言っていることも一理あるとリボーンは考えた。
「セーラがそこまでボンゴレのことを考えてるなら一応九代目と家光に話しておくが難しいぞ?あいつはボンゴレで罪人とされているからな。」
もし九代目達が許可しても俺様と獄寺達が必要以上にダメツナを近づけないように守ってやるから安心しろと言うリボーンにセーラは絶対にボンゴレを手に入れてやると意気込んだ。
「リボーン君ありがとう~。」
「それじゃあ俺様は九代目達に連絡するからな。」
「リボーン君お願いね~。」
この瞬間、嘘つき姫は地雷を踏み、絶望の底に叩き落とされることが決定した。