FOG&MIST
骸の様子を見ていたリボーンはこれならセーラに危害を加えることはないと判断し、骸に早速セーラを守ってもらうぞと話し出した。
「明日並中の行事で大盛街のテーマパークに行くんだがお前も来てセーラを守れ。」
骸はテーマパークの話を聞いてこれは使える!とほくそ笑み分かりましたと答えた。
「では明日からよろしくお願いします。セーラさん。」
「こちらこそよろしくねぇ~♪骸君♪」
握手した二人にリボーンは安心したと同時にセーラに骸も惹かれたことに驚きつつもセーラの魅力は凄いものだと感心した。
リボーンとセーラが帰る際に骸が辛そうな顔をしてセーラに伝えた。
「クロームの罰は暫くの間ヘルシーランドから外に出さないことにしました。千種達に監視させますからセーラさんは安心して出歩けますよ。」
骸がクロームに与えた罰を聞いたセーラは内心困った。
『あのブスが外出できないってことはもうクロームを嵌めて痛め付けれないじゃない!』
しかし骸がセーラを守る為にしてくれたことが嬉しいのも事実で。
「色々迷惑かけてごめんね~。」
「迷惑をかけたのはこちらですから。」
気にするなと笑う骸にセーラ笑顔で答え、骸はこれでクロームを嵌めることは出来ないでしょうとセーラをせせら笑った。
「雌豚達はテーマパークとやらに行きますしアルコバレーノもついて行くでしょう。」
子供達を会わすなら明日が最適だ。骸はリボーンとセーラが帰った後、クロームに伝えた。
「分かりました。私ボスに話してきますね。」
クロームは嬉しそうにツナの部屋へ向かった。
「本当に!」
ツナはクロームの話を聞いて喜んだ。
「本当よボス。後で骸様がフゥ太君達に夢を渡って伝えてくれるって言っていた。」
喜ぶツナをクロームは優しい眼差しで見ていた。