FOG&MIST


何とか服を着たツナはクロームに「髪もブラシで整えないと。」と言われて整えた。

「ボス。もしかしてワックスで髪を跳ねさせてたの?」

ブラシで整えたツナの髪はストレートだった。

「うん。少しでも男に見えるようにね。」

何でもないように振る舞いながらも悲しい表情のツナを見て、クロームはボンゴレや家光、奈々に『ボスの人生を何だと思っているの!』と憤った。






骸達が居る部屋に行き、ツナは骸の向かい側の椅子に腰をかけた。


『顔の湿布は痛々しいですが、可愛すぎますっ!』女物の服を着たツナを見た骸は顔を赤くした。

そんな様子に気が付いた犬が「骸しゃん、顔が赤いびょん。」と言って、骸が「そんな事ありません!」と睨み付けた。




「骸様。」千種が眼鏡のツルを指で押し上げる。

そうでしたと、骸はツナを見て、ツナは頷いた。

「聞いてて気分の良い話じゃないけど。」とツナは話始めた。


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