FOG&MIST


お粥を持って部屋に来たクローム。

「おはよう、ボス。お粥を作ったんだけど食べれそう?」

クロームは心配そうにツナにを見る。

「おはよう、クローム。心配かけちゃってごめんね。」

ツナはクロームにお粥を渡してもらい、一口食べてポロリと涙を流した。

「綱吉君!?」

「ボス!?ごめんなさい!美味しく無かった?」

ツナの涙に大慌てのクロームと骸。それを見たツナは慌てて首を横に振った。

「二人とも違うから!美味しいよ。ただ久しぶりに温かい食事だから嬉しくて。」

ツナのそんな言葉にもう何日もろくに食べていないのだろうと骸とクロームは悲しく思った。




ツナが食べ終えると、クロームが薄いピンク色のチュニックワンピースと白い色のカーディガン、黒のデニムレギンスをツナに渡した。

「サイズが合うと良いんだけど。」

どうやらクロームの洋服らしい。

?マークを飛ばしているツナにクロームは苦笑いをした。

「ボスの制服はボロボロだし、流石に骸様のYシャツ1枚じゃ、ね?」

クロームにそう言われツナは自分が今着ている服を見る。長袖のYシャツ1枚で下は下着以外身に付けていなかった。

「ハハハ、確かにYシャツ1枚で下は何も履いて無かったら、出歩くのに困るよね。」

ツナはクロームの服を借りることにした。

「それでは僕は退室します。」

骸はクロームに追い出される前に部屋から出た。


骸が退室した後、クロームが「これもサイズが合うと良いんだけど。」カップ付きのキャミソールを渡して、ツナはこの服に付いてるのは何と?マークをまた飛ばした。

「ボスのバストのサイズがわからないから。このてのキャミソールとかなら多少は大丈夫かもと思って。」

そうクロームに言われてツナは今まで女性の下着を着たことがなく、恥ずかしすぎて慌ててサラシを巻くからとキャミソールを返そうとした。
クロームは駄目とキャミソールをツナに押し返す。

「サラシなんて巻いてたらバストの形が崩れちゃうから駄目。」

ツナは慣れないカップ付きのキャミソールに困惑するしかなかった。(無論、チュニックワンピも困惑気味だったが。)


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