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ある雪の日

「あれっ!」
城の冷凍庫に雪だるまをしまってから窓辺に戻ってきた女帝は再び声を上げることになった。つい先程まで庭を真白く染め上げていた雪がすっかり溶けていたのだ。
「わぁ…もう春かぁ…」
女帝はふきのとうの気配すらない雪解けの庭を見ながら幸せそうに呟いていた。
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