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ある雪の日

二度寝から目が覚めた。
よし、おれもみんなと一緒に雪遊びをしよう!と庭に出てみた。
庭には雪だるまが一体もいなかった。
雪が溶けびちょびちょになった地面、少し表面が焦げているように見える庭の木たち、庭先に転がる火炎放射器。
誰ですか、火炎放射器で庭に火を放ったのは。
上皇怒らないから出てきなさい。
そう声に出してみても、庭には人っ子1人いないのだからその声をきく者はいなかった。
少し寂しそうに上皇は城の中へと帰って行ったのだった。
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