それはプロポーズですか?
監督生の名前
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「陸の人間は、プロポーズの時に『毎朝味噌スープを作ってくれ』と言うのでしょう?今のはそれの変化球じゃないんですか?」
「違います!!これはプロポーズじゃないです!あと、プロポーズの言葉に『毎朝味噌汁を作ってくれ』ってパターンはあるにはありますが、めちゃくちゃ偏見です!!」
ジェイドのとんだ勘違いを聞いて、今度はユウが赤面して焦りだす。
「なんだ、勘違いですか…ユウさんにプロポーズされたかと思ったのに、ガッカリです…しくしく」
さっきまで赤面していたジェイドはがっくりと肩を落とす
…わざとらしい泣き真似までしながら。
付き合っても無いのにいきなりプロポーズという発想はいかがなものかと思うが、かつて海底にいた人魚の姫は一目惚れした人間の王子と(あらゆる困難を乗り越えた後)いきなり結婚をしたらしいので、海底ではそれが常識なのかもしれない。
「あぁあーそんなにガッカリしないでくださいジェイド先輩!!プロポーズはしないけど、ジェイド先輩の事は好きですから!!」
「好き…?それは本当ですか?」
泣き真似を辞めて表情が無くなったジェイドのオッドアイがギラリと光る。
(あっこれはなんかヤバイやつ!)
反射的にそう思ったユウは、慌てて
「あーえっと、好きっていうのは、こう、友好?友達?的な好きで…」
と付け加えた。
が、どうやら無駄なようだ。表情が消えたままのジェイドが近付いてくる。ヤバイと頭ではわかっているのに、ギラリと光ったジェイドのオッドアイから目が離せない。
(もしかして怒らせちゃった?どうしよう…)
―とその時、
「この部屋からいい匂いがするんだゾ!!
ふなーっ!?美味そうな料理がいっぱい!!ズルイんだゾ!!」
勢いよく扉を開けてグリムが入ってきた。
「おや、グリムくん」
いつもの調子に戻ったジェイドが話しかける。
「お前はオクタヴィネルの双子の…?」
「ジェイドです。 グリムくんもよろしければいかがですか?キノコ料理ばかりですが」
「勿論食べるんだゾ!!こんな美味そうな料理食べるんだったら早くオレ様も呼べよな!ユウ」
「グリムも呼ぼうと思ったけどオンボロ寮にいなかったから
そのうち帰ってくると思って」
いつもの調子に戻ったジェイドを見てホッとしたユウは、グリムを宥める。
「では僕はそろそろ失礼します」
そう言って去ろうとしたジェイドだったが、ユウの近くで一瞬屈み
「グリムくんが来てくれて良かった…このままだとあなたを食べてしまいそうでしたから」
そんなゾッとするような台詞を耳元で囁いてから出て行った。
「美味いなー!肉厚のキノコといい感じに茹でられた麺が絶妙にマッチしてまるで……ふな?ユウなんか顔が赤くないか?」
「き…気のせいだよ!」
それからしばらく、ジェイドのことを真っ直ぐと見られずに赤面してしまうユウと、その様子を見て満足そうに微笑むジェイドの姿があった。
彼らが付き合うのはまだ当分先の話−
「違います!!これはプロポーズじゃないです!あと、プロポーズの言葉に『毎朝味噌汁を作ってくれ』ってパターンはあるにはありますが、めちゃくちゃ偏見です!!」
ジェイドのとんだ勘違いを聞いて、今度はユウが赤面して焦りだす。
「なんだ、勘違いですか…ユウさんにプロポーズされたかと思ったのに、ガッカリです…しくしく」
さっきまで赤面していたジェイドはがっくりと肩を落とす
…わざとらしい泣き真似までしながら。
付き合っても無いのにいきなりプロポーズという発想はいかがなものかと思うが、かつて海底にいた人魚の姫は一目惚れした人間の王子と(あらゆる困難を乗り越えた後)いきなり結婚をしたらしいので、海底ではそれが常識なのかもしれない。
「あぁあーそんなにガッカリしないでくださいジェイド先輩!!プロポーズはしないけど、ジェイド先輩の事は好きですから!!」
「好き…?それは本当ですか?」
泣き真似を辞めて表情が無くなったジェイドのオッドアイがギラリと光る。
(あっこれはなんかヤバイやつ!)
反射的にそう思ったユウは、慌てて
「あーえっと、好きっていうのは、こう、友好?友達?的な好きで…」
と付け加えた。
が、どうやら無駄なようだ。表情が消えたままのジェイドが近付いてくる。ヤバイと頭ではわかっているのに、ギラリと光ったジェイドのオッドアイから目が離せない。
(もしかして怒らせちゃった?どうしよう…)
―とその時、
「この部屋からいい匂いがするんだゾ!!
ふなーっ!?美味そうな料理がいっぱい!!ズルイんだゾ!!」
勢いよく扉を開けてグリムが入ってきた。
「おや、グリムくん」
いつもの調子に戻ったジェイドが話しかける。
「お前はオクタヴィネルの双子の…?」
「ジェイドです。 グリムくんもよろしければいかがですか?キノコ料理ばかりですが」
「勿論食べるんだゾ!!こんな美味そうな料理食べるんだったら早くオレ様も呼べよな!ユウ」
「グリムも呼ぼうと思ったけどオンボロ寮にいなかったから
そのうち帰ってくると思って」
いつもの調子に戻ったジェイドを見てホッとしたユウは、グリムを宥める。
「では僕はそろそろ失礼します」
そう言って去ろうとしたジェイドだったが、ユウの近くで一瞬屈み
「グリムくんが来てくれて良かった…このままだとあなたを食べてしまいそうでしたから」
そんなゾッとするような台詞を耳元で囁いてから出て行った。
「美味いなー!肉厚のキノコといい感じに茹でられた麺が絶妙にマッチしてまるで……ふな?ユウなんか顔が赤くないか?」
「き…気のせいだよ!」
それからしばらく、ジェイドのことを真っ直ぐと見られずに赤面してしまうユウと、その様子を見て満足そうに微笑むジェイドの姿があった。
彼らが付き合うのはまだ当分先の話−