なんてことない日常
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〜ある日の放課後帰宅中〜
信号待ちをしていると、聞き覚えのある声に呼ばれた。
「あら、夢川さんじゃない!」
「ほんとだ!ひとりなのか?」
同じクラスの、鈴木さんと世良さんだ。
「あ、鈴木さん、世良さん!うん、ひとり。いつもつるんでるメンバーは帰り違う方向なんだ〜!」
「そうなのか!よかったら一緒に帰らないか?」
「いいの?」
「勿論よ!帰ろ帰ろっ!」
たまに喋ったことがあるくらいだけれど、鈴木さんも世良さんも良い子だなぁ。
「そういえば、毛利さんは?一緒の方向じゃないの?」
一緒に帰ろうとしているところを見たことがあるのだけれど
「蘭は今日他校との合同練習でさー!とっとと行っちゃったわよ」
鈴木さんは少しガッカリしているように見える。いつも毛利さんと仲良しだもんね。
授業でわからなかった所や、苦手な教師、今流行の店等の他愛もない話をしていると
「世良の姉ちゃん、園子姉ちゃん、夢川の姉ちゃん、こんにちは!」
前方下側から声が聞こえてきた。
見ると、眼鏡をかけた賢そうな男の子がこっちを見ている。
名前を呼ばれたが、知らない男の子だ
「お!コナンくーん!今からどっか行くのか?」
世良さんが、嬉しそうに声をかける
どうやらこの男の子は『コナン』くんという子らしい。 会ったことはない子だが、『コナン』という名前には聞き覚えがあった…以前、毛利さんが話してるのを聞いたことがある。
「君、もしかして、毛利さんとこに住んでるっていう、工藤君の親戚の子?どこかで会ったことあったかな?」
覚えがないが、もしも何処かで会っているのに忘れていたら謝らねばならない。
「あ…!えっと…」
『コナン』くんがあからさまに焦りだす。
「なぁに〜ガキンチョ!怪しいわよー!」
鈴木さんがからかいだした。
すると世良さんがしゃがんで『コナン』くんに抱きつき、
「コナン君!前にボクが夢川さんの話したのを覚えてたのか!?それで夢川さんのことわかったんだな!凄い推理力だな、偉いぞー!」
と頬を寄せながら『コナン』くんの頭をワシャワシャと撫でる。
「あ…うん!そうそう!!世良の姉ちゃんのお話ちゃんと覚えてたから、すぐにわかったよエヘへ〜…あの、ボクもう行かなくちゃ!少年探偵団のみんなと約束してるんだ!」
世良さんの腕から抜け出し、じゃあね!と手を振りながら『コナン』くんは走って行ってしまった。
見るだけで一発でわかるなんて、世良さんはあの小さな彼に一体どんな話をしたのだろうか…。
「あっ!ガキンチョ!!気を付けて行きなさいよ!…聞こえたかしら、すばしっこいわね…」
「またなー!コナン君!」
「世良さん、コナンくんに何を話したの?」
「ああ…うちのクラスに、夢川君っていうとっても可愛い女の子がいるんだって話をしたんだ」
「…へ…!?」
「今、実際見て、とっても可愛いかったからすぐに夢川君ってわかったみたいだね!話しかけられて緊張して焦っちゃったみたいだし!」
そう言って私の顔を覗き込みながら世良さんがニカッと笑う。
「可愛い」に深い意味は無いだろうけれど、さらっと言われた台詞と間近に迫った整った顔にドキッとしてしまった… そんな素敵な笑顔、反則だ…
今日もなんてことない日常。 だけどその日から、彼女のことを目で追いかけるようになってしまった。
〜一方、ゆめみ達と別れたコナン〜
(やっべぇ…クラスメイトだったから、コナンとは面識無いの忘れてうっかり名字呼んじまったぜ…世良のお陰で助かった…! だけどやっぱり世良、オレの正体に気付いてる…よな?)
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