運命の歯車

「さて、早速ですが ねぇ

貴女には〝希望の光〟として

やって貰いたい事があるんですよ」

「私に…?」

「ええ。 なに、簡単な事です

直ぐに終わりますよ」

「じゃあ直ぐに終わらせて

解放して下さい」

「終われば解放されますよ

まあ、〝無事であれば〟ですけどね」

「…何をすれば良いんですか?」

「心配なさらずとも

既に始まっています

そのままお待ち下さい」

しばらくの沈黙の後

「さて、そろそろ頃合いでしょうか?

次に移りましょう

…ここからは皆さんにも

見て頂いた方が良いですね」

主はそう言って指を鳴らした

最初に美琴に付き従っていた

〝影〟達が現れ

静かに整列し、座った

次に闇の前に

スクリーンの様な物が現れた

画像は悪いが

内部を写しているようだった

そして最後に現れたのはー

「…親父 いや、長」

〝闇〟はそう呟く

長は無言で自分の席へと移動していった

席に着くと 長は

「〝翔〟この〝儀式〟は

お前が〝後継者〟となるには

必要で、重要だ

心して見ろ」

「…くそ…」

美琴はこれから何かが始まる予感がして身震いした
11/12ページ
スキ