運命の歯車

「くっそ見つからねー

まずいな…」

その時、〝闇〟は

強制的に移動させられた

そこは〝闇〟にとって

見知った所だった

「…親父」

「〝翔〟よく聞きなさい

お前が探している〝人間〟だが

もう既に〝あがらう者〟の手中にある

これ以上動くのは得策では無い

それよりも〝後継者〟として

やるべき事があるだろう

〝部屋〟は用意してある

早速取り掛かりなさい」

「…くそ。 なんでだ なんでこうなるんだよ

俺は〝後継者〟なんてやりたくない

なりたくないんだよ…」

その呟きは誰にも聞かれる事は無く

虚しく消えていった
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