六つ子魔法使いと悪霊の祠
ある村に
男気で溢れるが短気で
炎系の魔法が使える『竜』
冷静沈着で皆のツッコミ役
氷系の魔法が使える『亮』
お調子者でマイペース
風系の魔法が使える『透』
優しいが、怖がりで
回復系の魔法が使える『泉』
天然で、無邪気
毒系の魔法が使える『茜』
兄弟の中で一番責任感が強いが
おっちょこちょい
雷系の魔法が使える『恵』
と言う六つ子の魔法使いが住んでいた
ある日、村の古い言い伝えについて
話しているのを聞いた透が
「聞いた?あの立ち入り禁止の悪霊の祠
勇気ある者達が肝試しに行くって!」
と、目を輝かせながら言った。
「おっ!それ面白そうだな!俺達も行こうぜ!」
と竜が興奮気味に賛同する。
「でも、あそこは本当に危ないんじゃない?」
と、泉が心配そうに言った。
「何かが起きたらどうするの?」
「それならちゃんと計画を立てて
準備した方が良いと思う
行かない方が1番良いと思うけどな」
と、亮が冷静に言った
これに乗り気な竜と透は
準備を始めた
数時間後、六つ子は祠へと向かう事にした。
薄暗い森の中を進むと、
徐々に不気味な雰囲気が漂ってきた。
「・・・ねえ、本当に行こうとしてるの?」と
泉が不安になりながら呟く。
「もちろん!行ったら村の英雄だ!」
と竜が豪語する。
勇気を振り絞りながら少しずつ進んだ。
祠に到着すると、
古びた扉がゆっくりと開いた。
中には、骨董品が置いてある祭壇があり、
ひんやりとした空気が流れていた。
「ま、まさか本当に悪霊が出るんじゃ…」
泉が震えながら呟く。
「大丈夫だって、皆でいれば何とかなるさ!」
透が明るく言った
その瞬間、背後から
「誰だ!我の眠りを妨げる者は許さぬ!」
と恐ろしい声が響いた。
彼らは一瞬凍りつき、
恐る恐る後ろに振り向いた。
「キャーーー」と泉が悲鳴を上げる。
「皆!落ち着け」亮が叫ぶ。
「俺が攻撃する!炎の魔法よ!」
竜が炎を悪霊に向けて投げつけたが、
悪霊は一瞬でそれをかわしてしまった。
「か、かわした? そんなはず無い!」
竜は連発して攻撃したが全て外した
「くそっ、どうすれば……」
「クックック、その程度か
ならば、こちらから行くぞ!」
悪霊はそう言って攻撃をしてきた
「危ない!!」
亮は氷の魔法で盾を作ったが防ぎきれず
恵の腕をかすった
「うっ!…… 泉、回復魔法をお願い」
と、恵が言うが
「私、何もできないよ!怖い!」
と泉が泣きそうになっている。
その時、茜が
「うーん、こんな時は踊って見ようか!」
と、適当にふらふら踊り出した
「そんな事してる場合じゃ無いだろ!」
亮がツッコミを入れる
「でも、面白そう!」
と、透が一緒に踊り出した
踊っていると
茜の周りに毒々しい色をした
霧状の何かが集まり
玉状にかたまりだした
「それ……効くのか?」亮が驚きながら言う。
「試すしか無いよ!」透が楽しそうに叫ぶ。
「皆、力を合わせて攻撃するよ!」
恵の言葉に賛同する様に、頷いてから
竜が炎を放ち、
亮が氷の魔法を合わせ、
透が風の魔法を送り
恵も雷の魔法を放った
その瞬間、茜と透が作った
毒の玉のかたまりと融合して
異様な渦が悪霊に向かっていった。
「いっけーーっ!」と全員が一斉に叫ぶと
渦が悪霊に直撃した。
悪霊は「ぐあ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!」と叫び
煙のように消え去った。
「やった!勝ったんだ!」
竜が満面の笑みを浮かべる。
「本当に良かった……」
と泉は安堵の表情を浮かべた。
「次はもっと面白い冒険に行こう!」
と透が、興奮した声で言った。
「お願いだから、次はもう少し安全な所にしてね…」
泉が疲れた様に言った
こうして、彼等のドタバタな肝試しは無事に終わり、
彼等の絆は一層強くなった。
そして、彼等が祠に向かった事は
あっという間に村中に伝わり
村長にしこたま怒られましたとさw
めでたしめでたし
男気で溢れるが短気で
炎系の魔法が使える『竜』
冷静沈着で皆のツッコミ役
氷系の魔法が使える『亮』
お調子者でマイペース
風系の魔法が使える『透』
優しいが、怖がりで
回復系の魔法が使える『泉』
天然で、無邪気
毒系の魔法が使える『茜』
兄弟の中で一番責任感が強いが
おっちょこちょい
雷系の魔法が使える『恵』
と言う六つ子の魔法使いが住んでいた
ある日、村の古い言い伝えについて
話しているのを聞いた透が
「聞いた?あの立ち入り禁止の悪霊の祠
勇気ある者達が肝試しに行くって!」
と、目を輝かせながら言った。
「おっ!それ面白そうだな!俺達も行こうぜ!」
と竜が興奮気味に賛同する。
「でも、あそこは本当に危ないんじゃない?」
と、泉が心配そうに言った。
「何かが起きたらどうするの?」
「それならちゃんと計画を立てて
準備した方が良いと思う
行かない方が1番良いと思うけどな」
と、亮が冷静に言った
これに乗り気な竜と透は
準備を始めた
数時間後、六つ子は祠へと向かう事にした。
薄暗い森の中を進むと、
徐々に不気味な雰囲気が漂ってきた。
「・・・ねえ、本当に行こうとしてるの?」と
泉が不安になりながら呟く。
「もちろん!行ったら村の英雄だ!」
と竜が豪語する。
勇気を振り絞りながら少しずつ進んだ。
祠に到着すると、
古びた扉がゆっくりと開いた。
中には、骨董品が置いてある祭壇があり、
ひんやりとした空気が流れていた。
「ま、まさか本当に悪霊が出るんじゃ…」
泉が震えながら呟く。
「大丈夫だって、皆でいれば何とかなるさ!」
透が明るく言った
その瞬間、背後から
「誰だ!我の眠りを妨げる者は許さぬ!」
と恐ろしい声が響いた。
彼らは一瞬凍りつき、
恐る恐る後ろに振り向いた。
「キャーーー」と泉が悲鳴を上げる。
「皆!落ち着け」亮が叫ぶ。
「俺が攻撃する!炎の魔法よ!」
竜が炎を悪霊に向けて投げつけたが、
悪霊は一瞬でそれをかわしてしまった。
「か、かわした? そんなはず無い!」
竜は連発して攻撃したが全て外した
「くそっ、どうすれば……」
「クックック、その程度か
ならば、こちらから行くぞ!」
悪霊はそう言って攻撃をしてきた
「危ない!!」
亮は氷の魔法で盾を作ったが防ぎきれず
恵の腕をかすった
「うっ!…… 泉、回復魔法をお願い」
と、恵が言うが
「私、何もできないよ!怖い!」
と泉が泣きそうになっている。
その時、茜が
「うーん、こんな時は踊って見ようか!」
と、適当にふらふら踊り出した
「そんな事してる場合じゃ無いだろ!」
亮がツッコミを入れる
「でも、面白そう!」
と、透が一緒に踊り出した
踊っていると
茜の周りに毒々しい色をした
霧状の何かが集まり
玉状にかたまりだした
「それ……効くのか?」亮が驚きながら言う。
「試すしか無いよ!」透が楽しそうに叫ぶ。
「皆、力を合わせて攻撃するよ!」
恵の言葉に賛同する様に、頷いてから
竜が炎を放ち、
亮が氷の魔法を合わせ、
透が風の魔法を送り
恵も雷の魔法を放った
その瞬間、茜と透が作った
毒の玉のかたまりと融合して
異様な渦が悪霊に向かっていった。
「いっけーーっ!」と全員が一斉に叫ぶと
渦が悪霊に直撃した。
悪霊は「ぐあ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"ぁ"!」と叫び
煙のように消え去った。
「やった!勝ったんだ!」
竜が満面の笑みを浮かべる。
「本当に良かった……」
と泉は安堵の表情を浮かべた。
「次はもっと面白い冒険に行こう!」
と透が、興奮した声で言った。
「お願いだから、次はもう少し安全な所にしてね…」
泉が疲れた様に言った
こうして、彼等のドタバタな肝試しは無事に終わり、
彼等の絆は一層強くなった。
そして、彼等が祠に向かった事は
あっという間に村中に伝わり
村長にしこたま怒られましたとさw
めでたしめでたし
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