フォリーシスカルライナー

呼ばれて入ってきた青年は

緑の瞳をもち、ブルーアッシュの長髪を、靡かせ

鎧とほぼ変わらない銀色

しかし微かに赤みがかった色の羽だった

王の前まで歩を進めると、臣下の礼をとって口を開いた

「お呼びでしょうか?」

「ふむ、良く来てくれた。

そなたに頼みたい事があるのだ

実は…」

と、これまでにあった事を説明した

「それで、この者達の監視を兼ねて

同行して欲しいのだ」

「かしこまりました」

それを聞くと王は二人に向き直った

「そう言う事だ

この者はホリシア族には珍しい

代々我が国を護る騎士を輩出する一族だ

心してくれ」

「分かりました」

そうして、思いがけない同行者がつく事になった
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