フォリーシスカルライナー
2人は、町の中を抜け
お城のある方向へと向かった
灰色の羽(=兵士に多い)を持つ門番に通行と、
滞在許可を得る為に来た事を告げる
そして、門番がその事を報告するのを待っている間に辺りを見回すと
城の隣に大きな施設のようなものがあるのを見つけた
「あの建物はなんですか?」
残っていた門番に建物の事を尋ねてみた
「あれは、デクサルザを研究する施設〝ライザス〟です」
「!」
「け、研究?!」
2人が驚くのも無理はなかった
デクサルザを研究する施設はここ、イオードリにしかなく
しかもその情報はホリシア族以外、公にされていないのだ
しかしこのうら若き兵士はその事を知らず
うっかり喋ってしまい
2人の驚き様に何か悪い事をしたかのように激しく動揺している
そんな中、報告に行った兵士が戻ってきてその話を聞き
「何!? なぜその事を話したのだ!」
と、激しく怒鳴りつけ、2人に向かい
「このことを国王様に報告する少し待て!」
と言い放ち、また奥へと消えて行った
2人がどうしたものかと、顔を見合わせていると
「ついてこい」と言う声が中から聞こえた為
城の中へと入って行くことにした
「ここで待て」
控えの間に通され、そう言い放つと
兵士はその奥の部屋へと消えて行った
暫くそこにとどまった後、王の間に通された
王であるディーリカは噂通り七色の羽を持ち、凛々く
その重々しい雰囲気に
2人は口を閉じざるを得なかった
「そなたたちか、我らの重要な秘密を知ったと言うのは」
王はそう言い、2人の顔を交互に見比べ
「よりによって一番厄介なヒュマンド族か・・・・」
とつぶやいた
2人がひそかに顔を見合わせた直後
「無用な争いは避けたい所なのだが・・・」
と物騒な事を言い始めたので、慌てて
「他言は致しません!」
とトリークが思わず声を荒げた
「その言葉が信用出来たとしても、何かしらの措置は取らねばなるまい」
と言う言葉に再び2人は押し黙った
「アルファッドはおるか?」
お城のある方向へと向かった
灰色の羽(=兵士に多い)を持つ門番に通行と、
滞在許可を得る為に来た事を告げる
そして、門番がその事を報告するのを待っている間に辺りを見回すと
城の隣に大きな施設のようなものがあるのを見つけた
「あの建物はなんですか?」
残っていた門番に建物の事を尋ねてみた
「あれは、デクサルザを研究する施設〝ライザス〟です」
「!」
「け、研究?!」
2人が驚くのも無理はなかった
デクサルザを研究する施設はここ、イオードリにしかなく
しかもその情報はホリシア族以外、公にされていないのだ
しかしこのうら若き兵士はその事を知らず
うっかり喋ってしまい
2人の驚き様に何か悪い事をしたかのように激しく動揺している
そんな中、報告に行った兵士が戻ってきてその話を聞き
「何!? なぜその事を話したのだ!」
と、激しく怒鳴りつけ、2人に向かい
「このことを国王様に報告する少し待て!」
と言い放ち、また奥へと消えて行った
2人がどうしたものかと、顔を見合わせていると
「ついてこい」と言う声が中から聞こえた為
城の中へと入って行くことにした
「ここで待て」
控えの間に通され、そう言い放つと
兵士はその奥の部屋へと消えて行った
暫くそこにとどまった後、王の間に通された
王であるディーリカは噂通り七色の羽を持ち、凛々く
その重々しい雰囲気に
2人は口を閉じざるを得なかった
「そなたたちか、我らの重要な秘密を知ったと言うのは」
王はそう言い、2人の顔を交互に見比べ
「よりによって一番厄介なヒュマンド族か・・・・」
とつぶやいた
2人がひそかに顔を見合わせた直後
「無用な争いは避けたい所なのだが・・・」
と物騒な事を言い始めたので、慌てて
「他言は致しません!」
とトリークが思わず声を荒げた
「その言葉が信用出来たとしても、何かしらの措置は取らねばなるまい」
と言う言葉に再び2人は押し黙った
「アルファッドはおるか?」