フォリーシスカルライナー
――その頃、村長の家では。
「……伝承が、違うとは」
村長はゆっくりと目を細め、 三人を見渡した。
「……それで、おぬしらは、どう思う」
「……私も、まだ、よく分かっていません。
だから――アームズテリアルで、
調べようと思ってました」
「…それが、良い、かも、しれん。
ここには――もう、何も、残って、おらん」
「…俺も知りたくなった」
短い沈黙が落ちる。
そして――
「…少ないが、食料を、やろう。
リムドが、懐いておる。
案内役で、連れてくが、良い」
三人は、言葉少なに長老の家を後にした。
ラディの元へ向かうと、
そこには――子供たちに囲まれたラディの姿があった。
「あ、お帰りー」
ラディが元気に声を上げた
よく見ると、子供たちはミルを恐る恐る撫でていた
少し離れた場所で、 大人達はまだ頭を抱えている。
「ミル、人気」 リムドがドヤ顔をした
「…これは、一体…… どうした、事だ」
村長は、ただ立ち尽くした
「長老……?」 子供のひとりが、不安そうに声をかけた。
ミルはちょっとラディを見上げた。
しっぽが、小さく揺れる。
その瞬間―― 「はいはい、そこまでー」
ラディが軽く笑って、子供たちを下がらせた。
「ミル、頑張ったね」
ミルは、小さく目を細めた。
「もう、出発するの?」
「うん」 エルナが視線を向ける。
「リムド、一緒に来てくれる?」
「……行く」 エルナは小さく頷いた。
「−−じゃあ行こうか」
「こっち、着いてくる」
リムドが先頭に立つ。
小さな背中だった。
けれど――誰も迷わなかった。
四人は、その後を追う。
迷いの森の先、
首都のあるアリスカロンド地方へ。
「……伝承が、違うとは」
村長はゆっくりと目を細め、 三人を見渡した。
「……それで、おぬしらは、どう思う」
「……私も、まだ、よく分かっていません。
だから――アームズテリアルで、
調べようと思ってました」
「…それが、良い、かも、しれん。
ここには――もう、何も、残って、おらん」
「…俺も知りたくなった」
短い沈黙が落ちる。
そして――
「…少ないが、食料を、やろう。
リムドが、懐いておる。
案内役で、連れてくが、良い」
三人は、言葉少なに長老の家を後にした。
ラディの元へ向かうと、
そこには――子供たちに囲まれたラディの姿があった。
「あ、お帰りー」
ラディが元気に声を上げた
よく見ると、子供たちはミルを恐る恐る撫でていた
少し離れた場所で、 大人達はまだ頭を抱えている。
「ミル、人気」 リムドがドヤ顔をした
「…これは、一体…… どうした、事だ」
村長は、ただ立ち尽くした
「長老……?」 子供のひとりが、不安そうに声をかけた。
ミルはちょっとラディを見上げた。
しっぽが、小さく揺れる。
その瞬間―― 「はいはい、そこまでー」
ラディが軽く笑って、子供たちを下がらせた。
「ミル、頑張ったね」
ミルは、小さく目を細めた。
「もう、出発するの?」
「うん」 エルナが視線を向ける。
「リムド、一緒に来てくれる?」
「……行く」 エルナは小さく頷いた。
「−−じゃあ行こうか」
「こっち、着いてくる」
リムドが先頭に立つ。
小さな背中だった。
けれど――誰も迷わなかった。
四人は、その後を追う。
迷いの森の先、
首都のあるアリスカロンド地方へ。