フォリーシスカルライナー
ラディが後方へ下がったのを、
エルナは一瞬だけ目で確認した。
――大丈夫。
そう判断すると、 彼女は迷いなく一歩、さらに後ろへ回る。
アルファッドの背後。
ダリアを構え、ダクステムと向き合うその影に身を隠すように、 エルナは足を止めた。
「……援護に入ります」
短く、落ち着いた声。 アルファッドは振り返らず、 ただ小さく頷いた。
それを合図に、 エルナはリブを胸元へ引き寄せ、静かに目を閉じる。
森のざわめき。 張り詰めた空気。
剣と獣が向かい合う、わずかな間。
そのすべてを背に受けながら、 エルナは詠唱を始めた。
「――アブレグム・ラージ・コリース・レザ…」 低く、途切れない声。
(…? 何か言ってる?)
ラディはこれから何が起こるのか分からず
思わず首を傾げた
アルファッドは 僅かに指をピクッと動かした
「ルラ・レイグ・ファグ!!」
エルナはリブを振りかざして叫んだ
それと同時に、炎の塊がダクステムに向けて飛んでいく
「うわっ…」 ラディの口から言葉がこぼれたが
その後慌てて口を塞いだ
炎は見事にダクステムに命中し
「ギャウ」と言う悲鳴が響いた
「~~~~!!!」
ラディは口の中に悲鳴を押し込んだ
怯んだダクステムを見て
アルファッドはトドメを刺した
エルナは一瞬だけ目で確認した。
――大丈夫。
そう判断すると、 彼女は迷いなく一歩、さらに後ろへ回る。
アルファッドの背後。
ダリアを構え、ダクステムと向き合うその影に身を隠すように、 エルナは足を止めた。
「……援護に入ります」
短く、落ち着いた声。 アルファッドは振り返らず、 ただ小さく頷いた。
それを合図に、 エルナはリブを胸元へ引き寄せ、静かに目を閉じる。
森のざわめき。 張り詰めた空気。
剣と獣が向かい合う、わずかな間。
そのすべてを背に受けながら、 エルナは詠唱を始めた。
「――アブレグム・ラージ・コリース・レザ…」 低く、途切れない声。
(…? 何か言ってる?)
ラディはこれから何が起こるのか分からず
思わず首を傾げた
アルファッドは 僅かに指をピクッと動かした
「ルラ・レイグ・ファグ!!」
エルナはリブを振りかざして叫んだ
それと同時に、炎の塊がダクステムに向けて飛んでいく
「うわっ…」 ラディの口から言葉がこぼれたが
その後慌てて口を塞いだ
炎は見事にダクステムに命中し
「ギャウ」と言う悲鳴が響いた
「~~~~!!!」
ラディは口の中に悲鳴を押し込んだ
怯んだダクステムを見て
アルファッドはトドメを刺した