フォリーシスカルライナー

四人は出立する前に、

街の店で必要なものを買い揃えることにした。

武器屋、防具屋、道具屋。

通りを行き交いながら、

それぞれが必要な品を確かめていく。

「これで……忘れ物はないかな?」

エルナがそう言うと、

「あたい、旅ははじめてなの!

なんだか、わくわくする!」

ラディは弾んだ声で答えた。

その空気を切るように、

アルファッドが淡々と言う。

「俺の護衛対象は、この二人だ。

自分の身は、自分で守れ」

一瞬、沈黙が落ちた。

「……えー、冷たいなあ」

ラディは口を尖らせたが、

その目はどこか真剣だった。

「じゃあ キショルム沢山買おーっと」

その買い物を最後に

四人はいよいよ

アリスカロンド地方へと向かう事にした

「よーし 出発進行ー!」

ラディが元気良く声をだし

エルナとトリークは

苦笑いしながら後を追った
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