フォリーシスカルライナー

改めて、四人は書類に目を落とした。

「この書類は、アルファッド。 そなたの首都アームズテリアルの入都、 および滞在を許可してもらうものだ」

そこで言葉を切り、 イオードリ王はエルナたちの方を見る。

「そなた達に帯同する必要があるからな」

「かしこまりました」

エルナとトリークは一瞬、顔を見合わせ、 ラディは少し首をかしげた。

「さて、お嬢さん。 私に会って、どうだったかな?」

イオードリ王は、 どこかからかうような口調で、 ラディに声をかけた。

「は、はい……えっと。 会ってくださって、ありがとうございます!」

ラディは精一杯、挨拶した。

「うむ! 良い返事だ」

イオードリ王は笑いながら、そう言った。

そこで話は終わり、 四人は退出することになった。

城を出てすぐ、

「……っはー。緊張しちゃった」

と、ラディが言った。

エルナとトリークは顔を見合わせて苦笑し、

「じゃあ、私たちは首都に行くから…… ここでお別れだね、ラディ」

エルナはそう言って、微笑んだ。

「短い間だったけど、楽しかったよ」

「え? なんで?」

ラディがきょとんとした顔で言う。

「だって、行くんでしょ? 首都」

「……うん」

「じゃあ、あたいも行くよ」

「えっ?」

エルナが思わず声を上げる。

「来る前にさ、 しばらく休みたいって言ってきたんだ。 ちゃーんと話は通してあるから」

ラディはそう言って、にっと笑った。

3人は顔を見合わせ

「…じゃあ大丈夫…なのかな…?」

「大丈夫大丈夫! 行こうよ!!」

ラディは元気一杯にそう行って

一緒に行く事が決まった
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