フォリーシスカルライナー

「さて……同行者も付けたことだ。

そろそろ、話してしまおう」

王はそう言うと、ゆっくりと立ち上がった。

「少し、待っておれ」

それだけ告げ、王は王の間を後にする。

残された三人は、言葉もなく、その背を見送った。


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しばらくして――再び扉が開く。

王は、二体のデクサルザを伴って戻ってきた。

「……っ!」

思わず息を呑むエルナとトリーク。

だが、王はそれを意に介する様子もなく、

静かに語り始めた。

「我らは、フォリーシスの後……

ある不思議な力を得た」

王は、傍らの存在に視線を向ける。

「見ての通りだ」

「我らは、デクサルザを手懐けることができる」

その言葉に、二人の緊張がさらに高まる。

「こちらは、私の相棒……とでも言おうか」

「ヤッケバートの『グラン』じゃ」

「キュオーーー」

グランと呼ばれたデクサルザは、低く声を上げた。

まるで、言葉に応じて返事をしているかのようだった。

ヤッケバート――上半身は人の姿を持ち、

下半身はグリフォンの体をしたデクサルザである。

王は、もう一体へと視線を移す。

「そして、こちらがダレンフィンドの『ザッカ』」

「アルファッドの相棒だ」

「グオァー」

ザッカと呼ばれた存在も、

同じように声を上げる。

ダレンフィンドは、

鷲の顔を持つペガサスの姿をしていた。

二体のデクサルザは、

暴れることもなく、

静かにそこに佇んでいる。

それ自体が、二人にとっては信じ難い光景だった。
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