同姓同名

飛行機が徐々に北海道に近づいていく

機内の窓から、その広大な北海道の風景が見え始めた

4人は始めてみる北海道の土地に興奮し始めた。

何よりも沖縄では見た事の無い雪が、その大地を覆っている

「うっわ~~~~~、すっげ~」

「真っ白~~~~、なにあれ~」

「あれが雪なのか?」

「沢山積もってるね~」

そんな4人を乗せた飛行機は、いよいよ北海道へと着陸する。

機内から見える、真っ白な雪に覆われた滑走路

4人の乗った飛行機は、そこに車輪を下ろし、空港へと着地した。

彼らは、飛行機から降り、空港内を通って、

JRへの乗り継ぎ場所に向かう。

すると、JRが来るまでに少しの時間があった。

彼らは始めてみる雪に、触れてみたいと思い、空港から外に出る事にした。

外に出ると、沖縄とはまったく異なる寒さに、彼らは戸惑った

それもそのはずで、沖縄では、冬でもプラスの気温で、10度以上はある

彼らからすれば、冬の北海道は異世界のように感じる

周りは見渡す限りの白銀の世界

沖縄では絶対にありえない気温

寒さに、つい愚痴がこぼれる

「うっわ~~~ 寒!!」

「何度あるんだよこれ」

「マイナス10度? 何それ、マイナスって何!?」

「沖縄と、何度差があるんだよ・・・」

あまりの寒さに耐え切れなくなり、空港内に戻る。

「おっ? 丁度JRの時間だぜ!」

「本当だ あれに乗らなきゃ稚内に行けないよ」

「早く乗らなきゃ」

「皆、切符持ったか?」

時間になった事もあり、4人はJR乗り場に急いだ

そして、JR特急スーパー宗谷に乗って、一路稚内を目指す

無事JRに乗り、4人は始めてみる風景に釘付けになった。

千歳から札幌へ 札幌は車内から見ただけでも北海道の都心だと分かる

東京には及ばないが、高い建物がそこらで建っていた。

そこから稚内に近づくにつれ、大きい建物はなくなっていった。

代わりに見えるのは雪化粧された山々と、雪の広野だ。

そうかと思えば、いきなり目の前に街が開ける

そんな情景を、4人は飽きずに眺めていた。

やがてJRは稚内駅に到着する
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