同姓同名

姓同名
やっとホテルに戻れた4人は、今後の事について話し始めた。

「なあ、明日北海道に行くんだけど、

その前にまず、何処を回るか決めておこうぜ。」

「それ良いね。 決めて行かないと行ったり来たりしちゃいそうだもんね。」

「ああ、そうだな・・・。北海道は広いから、それだけで相当なロスになる。」

「じゃあ、何処に行きたいか皆で決めようよ!」

「北海道の中でも有名な所に行きたいよね~。」

「フロントでパンフレット貰ってきたぞ、コレで調べてみよう。」

学がフロントからパンフレットを貰って来たため、それをもとに考える。

「え~と、何処が良いかな~」

「いっぱいあって迷うな」

「ねえねえ、日本最北端の動物園だって、ここ行こうよ。」

「何々旭山動物園? 入園者数日本一!? マジで? すげえな」

「小樽のレンガ倉庫やガラス細工も見てみたいな。」

「ねえねえ、コレなんて読むの?」

「どれだ? 留寿都? あっ、仮名振ってある。『ルスツ』だ」

「雪見るのも初めて~。 出来たらスキーもしてみたい!」

「あっ! してみたい!!」

「函館山も雪降って行けないみたいね」

「函館山には行けなくても、街は行けるよね? 教会とか見るの、めちゃめちゃ楽しみ!!」

「日本最北端の町、稚内にも行ってみたいな。」

「流氷だって! 見てみたいね」

「北海道って食べ物が美味しいんだよね? いろいろ食べてみたいな~。」

「温泉も楽しみだよね!」

「大体決まったか?」

皆の意見が出揃った所で、今後のルートを決める

「まず、札幌で降りて函館、小樽方面から叙々に北の方に進むルートが1つだな。」

「そうだね、逆に下るルートもあるしね」

「どっちが良いかなあ・・・」

「見て回る所はどっちも同じだな」

「帰りを考えると、下りの方が楽じゃない?」

「そうだな、函館と札幌は近いしな。」

「それじゃあ札幌から一気に稚内に行こう!」

こうして、ルートを決め、明日いよいよ北海道へと飛び立つのだった。
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