Curly Love
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P.S.
「やからこのふわふわがいいんすよ」
『えぇ?サラサラの人とか見ると羨ましいんだけど…そんなこと言ってくれるの光くんくらいだよ』
さっきからその髪の毛の可愛らしさ、貴重さを真剣に説明しているのに一向に素直に受け入れようとしない。
…まぁこれからは他人のこと羨ましいなんて思えんくらい、毎日愛でたるんやけど。
「で、何食わしてくれるんです?」
『なんでもご馳走するよ!!お祝いだから!光くんの好きな食べ物なんなの?』
「白玉ぜんざいっすね」
『んん〜っ!!おいし〜!!』
近くのカフェで頼んだ白玉ぜんざいを口に含んで、
美味しさで今にも落ちそうな頬を手で押さえて、小さく体を揺らしている。
大好きな人が、自分の好物を満面の笑みで食べている。
それを見るだけで、こっちまで幸せになってしまう。
…どちらのお祝いかわからないくらいだ。
「あー、かわい。」
『か、可愛くないっ』
「かわええっすわ。ついてますよ」
俺の彼女なんやから、可愛いに決まってるやろ。
愛しい顔に手を伸ばし、指先でそっと口の端のぜんざいを拭った。
…一瞬触れた唇が、とても柔らかかった。
そのまま、自分の指を口元へ運んでぺろりと舐めとる。
『な…』
「ん。あまい。」
『もう…大人をからかわないでっ』
そう言ってカバンから取り出したハンカチで、口元を優しく拭った。
「…あ、それ」
『あっ!そう!愛用してるんだよ〜。ありがとうねっ』
ニコッと笑うと、畳んであったハンカチを開いて見せてくれる。
誕生日プレゼントに渡した、白いうさぎの刺繍が入ったレース付きの可愛らしいハンカチだ。
その手元を見て、胸の奥がじんわりとあたたかくなる。
「…っす」
『あ、照れてる!』
「うるさいっすわ」
当然のように嬉しくて、口元がふっと緩んだ。
「…ところで」
『?』
「俺一応まだ中学生扱いなんすけど、大学生と中学生の交際っていいんすかね?」
『…はっ…』
あまりにも正論だったのか、握っていたスプーンをカランと落とす。
『…光くん、やっぱ正式なお付き合いは光くんが18歳になるまで…』
「嫌っすよ、もう待たれへん。…他の男に取られたないし」
『いやでも私捕まりたくな…』
「よし、財前家はまぁいいんで、ちよさんのご両親に挨拶行きますわ」
『っえ!?』
目を見開いて、勢いよく立ち上がる姿が面白かった。
…勢い余って告白してしまった時から、こうなるかもしれないと全て計算済みだ。
「結婚を前提に…あてかパワポとか作ってプレゼンした方が本気度合い伝わるかな。あ、スーツ買お」
『ひ、光くん!?ちょっと待って待って!』
「待たんっす、絶対離れませんから!」
にやりと笑って、白玉ぜんざいを口に含んだ。
覚悟しててくださいね
「やからこのふわふわがいいんすよ」
『えぇ?サラサラの人とか見ると羨ましいんだけど…そんなこと言ってくれるの光くんくらいだよ』
さっきからその髪の毛の可愛らしさ、貴重さを真剣に説明しているのに一向に素直に受け入れようとしない。
…まぁこれからは他人のこと羨ましいなんて思えんくらい、毎日愛でたるんやけど。
「で、何食わしてくれるんです?」
『なんでもご馳走するよ!!お祝いだから!光くんの好きな食べ物なんなの?』
「白玉ぜんざいっすね」
『んん〜っ!!おいし〜!!』
近くのカフェで頼んだ白玉ぜんざいを口に含んで、
美味しさで今にも落ちそうな頬を手で押さえて、小さく体を揺らしている。
大好きな人が、自分の好物を満面の笑みで食べている。
それを見るだけで、こっちまで幸せになってしまう。
…どちらのお祝いかわからないくらいだ。
「あー、かわい。」
『か、可愛くないっ』
「かわええっすわ。ついてますよ」
俺の彼女なんやから、可愛いに決まってるやろ。
愛しい顔に手を伸ばし、指先でそっと口の端のぜんざいを拭った。
…一瞬触れた唇が、とても柔らかかった。
そのまま、自分の指を口元へ運んでぺろりと舐めとる。
『な…』
「ん。あまい。」
『もう…大人をからかわないでっ』
そう言ってカバンから取り出したハンカチで、口元を優しく拭った。
「…あ、それ」
『あっ!そう!愛用してるんだよ〜。ありがとうねっ』
ニコッと笑うと、畳んであったハンカチを開いて見せてくれる。
誕生日プレゼントに渡した、白いうさぎの刺繍が入ったレース付きの可愛らしいハンカチだ。
その手元を見て、胸の奥がじんわりとあたたかくなる。
「…っす」
『あ、照れてる!』
「うるさいっすわ」
当然のように嬉しくて、口元がふっと緩んだ。
「…ところで」
『?』
「俺一応まだ中学生扱いなんすけど、大学生と中学生の交際っていいんすかね?」
『…はっ…』
あまりにも正論だったのか、握っていたスプーンをカランと落とす。
『…光くん、やっぱ正式なお付き合いは光くんが18歳になるまで…』
「嫌っすよ、もう待たれへん。…他の男に取られたないし」
『いやでも私捕まりたくな…』
「よし、財前家はまぁいいんで、ちよさんのご両親に挨拶行きますわ」
『っえ!?』
目を見開いて、勢いよく立ち上がる姿が面白かった。
…勢い余って告白してしまった時から、こうなるかもしれないと全て計算済みだ。
「結婚を前提に…あてかパワポとか作ってプレゼンした方が本気度合い伝わるかな。あ、スーツ買お」
『ひ、光くん!?ちょっと待って待って!』
「待たんっす、絶対離れませんから!」
にやりと笑って、白玉ぜんざいを口に含んだ。
覚悟しててくださいね