Curly Love
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February
『よし!いよいよ明日だね!』
「そっスね」
『今日は早めに終わろっか、早く寝て明日に備えてね』
「ハイ」
あれから淡々と勉強をこなし、ついに受験前日になった。
『あ、あの…今更言うのもあれなんだけど…結構ずっと考えてて』
「なんすか」
『私前酔っぱらってた時、光くんが家まで送ってくれたよね…?』
「…めっちゃ今更っすね」
もじもじしながら、顔回りの髪の毛を、指先でくるくると巻いている。
『いやずっと言うタイミングが…』
「あー可愛いかったなーあの時の粉羽センセ」
『ええええええ!何か変なこと言ってた!?』
「…記憶なくなるくらい飲んでたんすね、だるいわー」
『ほ、ほんとごめんね…迷惑かけて…』
俺はニヤっと笑って、持っていたペンを置いて、ふわふわの髪の毛にそっと指を滑らせた。
『わ、ちょ…』
「しかも公園のベンチで寝るって…危機感ないんすか?」
『ほんと申し訳ない…です…』
「重かったァ」
…あの後寝てる先生に住所聞き出して送り届けるん、どんだけ大変やったか。
顔を近づけ、ため息をつくと
先生はガタンと椅子から立ち上がった。
『っあーーー!!ほんとにごめん!ごめん!』
「…じゃあ迷惑料で、お願い聞いてくださいよ」
『つ、付き合うとかそういうのダメだからね』
「わかっとりますわ。」
席を立って、CDの棚の脇に置いてあった袋を持ってくる
「あんたのために買ったプレゼントなんで。受け取ってください」
『これ、あの時の…』
やっと渡せた
受け取ってもらえなかった、誕生日プレゼント
『ありがとう…あの、私からもいいかな』
「なんすか?付き合ってとかならウェルカムっすよ」
『ち、違うってば!…本当は年明けに渡そうと思ってたんだけど…私もプレゼント断っちゃったし渡しにくくて』
上着のポケットから出したそれを、俺に差し出した。
「お守り?」
『初詣行った時に、買ったんだ』
合格祈願、と書かれた赤いお守りだった。
「…元から余裕でしたけど、もっと余裕になりましたわ。おおきに」
初めてのプレゼントは、鮮やかな赤色で、俺の好きなカーマインのお守り。
俺のこと考えながらお参りしてくれたんか、とか考えると、胸がキュっと締め付けられた。
「あと連絡先教えてください」
『え?だからそういうのは…』
「今日でカテキョ終わりっすよ、俺の合否知りたないん?」
『…』
『よし!いよいよ明日だね!』
「そっスね」
『今日は早めに終わろっか、早く寝て明日に備えてね』
「ハイ」
あれから淡々と勉強をこなし、ついに受験前日になった。
『あ、あの…今更言うのもあれなんだけど…結構ずっと考えてて』
「なんすか」
『私前酔っぱらってた時、光くんが家まで送ってくれたよね…?』
「…めっちゃ今更っすね」
もじもじしながら、顔回りの髪の毛を、指先でくるくると巻いている。
『いやずっと言うタイミングが…』
「あー可愛いかったなーあの時の粉羽センセ」
『ええええええ!何か変なこと言ってた!?』
「…記憶なくなるくらい飲んでたんすね、だるいわー」
『ほ、ほんとごめんね…迷惑かけて…』
俺はニヤっと笑って、持っていたペンを置いて、ふわふわの髪の毛にそっと指を滑らせた。
『わ、ちょ…』
「しかも公園のベンチで寝るって…危機感ないんすか?」
『ほんと申し訳ない…です…』
「重かったァ」
…あの後寝てる先生に住所聞き出して送り届けるん、どんだけ大変やったか。
顔を近づけ、ため息をつくと
先生はガタンと椅子から立ち上がった。
『っあーーー!!ほんとにごめん!ごめん!』
「…じゃあ迷惑料で、お願い聞いてくださいよ」
『つ、付き合うとかそういうのダメだからね』
「わかっとりますわ。」
席を立って、CDの棚の脇に置いてあった袋を持ってくる
「あんたのために買ったプレゼントなんで。受け取ってください」
『これ、あの時の…』
やっと渡せた
受け取ってもらえなかった、誕生日プレゼント
『ありがとう…あの、私からもいいかな』
「なんすか?付き合ってとかならウェルカムっすよ」
『ち、違うってば!…本当は年明けに渡そうと思ってたんだけど…私もプレゼント断っちゃったし渡しにくくて』
上着のポケットから出したそれを、俺に差し出した。
「お守り?」
『初詣行った時に、買ったんだ』
合格祈願、と書かれた赤いお守りだった。
「…元から余裕でしたけど、もっと余裕になりましたわ。おおきに」
初めてのプレゼントは、鮮やかな赤色で、俺の好きなカーマインのお守り。
俺のこと考えながらお参りしてくれたんか、とか考えると、胸がキュっと締め付けられた。
「あと連絡先教えてください」
『え?だからそういうのは…』
「今日でカテキョ終わりっすよ、俺の合否知りたないん?」
『…』