Curly Love
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January
『次、ここからここまでやってみよっか』
「ハイ」
あんなことがあって、来なくなったらどうしようかと思っていたが
年明けになっても真面目に通ってくれていた。
『あと…ごめん。次来る予定の日、サークルの新年会がどうしても断れなくて』
「…あぁはい、いいっすよ」
俺に大学生の用事はわからない。
だけど迷惑はかけたくないと思い、すんなりと了承した。
「ほんまかいな!!あの財前が恋て!!!うはは!」
「やめや謙也。あの財前が悩むなんて相当やろ、俺の恋愛のバイブルを…」
「…ほんまあんたらに相談したんが間違いやったわ」
家庭教師がなくなった日、暇だったので高校で部活終わりの2人を捕まえて相談をしてみた。
「でもサークルの飲み会とかってむっちゃ酒飲むって言うよなぁ、白石」
「せやな…その粉羽先生っちゅー人は酒強いん?」
「…知らんっす」
「べ、べろんべろんで…脱がされとったりして…」
赤面する謙也さんの頭を、部長がひっぱたく。
「アホ抜かせ謙也!」
「…ほんまそういうとこキモいっすわ」
そんなしょーもない話をマ〇ドでしてるうちに、時間は20時を過ぎていた。
「やばもうこんな時間やんか!俺ら明日も朝練あるし帰るわな、行くで謙也」
「またなー財前!」
ざっす、と適当に挨拶をして帰り道を歩いていると
安そうな居酒屋から団体が出てきた。
「おらみんな2次会いくでー!」
酒臭い人たちを不機嫌そうな顔で避けて歩いていると、見覚えのある姿があった。
『わ、私もう…』
「何言うてるんやちよ!まだまだ飲まなあかんで!」
辛そうにヨロヨロと歩いているその肩に、知らない男の手が触れる。
「おい」
「ん?どしたん僕…中学生?」
「…邪魔やねんどけや」
その肩に触れている男の手を押しのけて、彼女の手を掴む。
「何してるんすか。」
『ひ、光くん…?』
「帰りますよ」
おい待てや、とふらつきながら言う男の声に耳も貸さず、団体をあとにする。
「はい、水飲んでください」
『あ、ありがと…光くんなんで…』
「ええからはよ飲んで。」
少し離れた公園のベンチに座らせて、近くの自販機で水を買った。
隣に座り、ペットボトルのキャップを開けて渡してやると、ゴクゴクと美味しそうに一気に飲んで、はぁ…とため息をついた。
「…何しとんすか、こんななるまで」
『えへへ…思ったより飲まされちゃって』
「えへへちゃうわ、しばいたろか」
『こ、こわっ』
いつもより少しふわふわした口調に、理性がぶっ飛びそうになる。
…けど、こんなに酔うまで飲んでたことに腹が立つ。
『…光くんはさ~、まだお酒飲めないよね』
「…あんたのこんな姿見て飲みたいと思わんすわ」
『ふふっ、若いなぁ~。いいなぁ~』
「…」
子供だと思い知らされるのが、こんなに辛いと思わなかった。
心配もイラつきも、全部ひっくるめて、どうにかなりそうや。
「俺じゃ、アカンの」
照れながら、遠くを見つめながら呟くと、肩にコツンと頭が当たった。
「…寝んなや、アホ」
こんなに好きやのに
『次、ここからここまでやってみよっか』
「ハイ」
あんなことがあって、来なくなったらどうしようかと思っていたが
年明けになっても真面目に通ってくれていた。
『あと…ごめん。次来る予定の日、サークルの新年会がどうしても断れなくて』
「…あぁはい、いいっすよ」
俺に大学生の用事はわからない。
だけど迷惑はかけたくないと思い、すんなりと了承した。
「ほんまかいな!!あの財前が恋て!!!うはは!」
「やめや謙也。あの財前が悩むなんて相当やろ、俺の恋愛のバイブルを…」
「…ほんまあんたらに相談したんが間違いやったわ」
家庭教師がなくなった日、暇だったので高校で部活終わりの2人を捕まえて相談をしてみた。
「でもサークルの飲み会とかってむっちゃ酒飲むって言うよなぁ、白石」
「せやな…その粉羽先生っちゅー人は酒強いん?」
「…知らんっす」
「べ、べろんべろんで…脱がされとったりして…」
赤面する謙也さんの頭を、部長がひっぱたく。
「アホ抜かせ謙也!」
「…ほんまそういうとこキモいっすわ」
そんなしょーもない話をマ〇ドでしてるうちに、時間は20時を過ぎていた。
「やばもうこんな時間やんか!俺ら明日も朝練あるし帰るわな、行くで謙也」
「またなー財前!」
ざっす、と適当に挨拶をして帰り道を歩いていると
安そうな居酒屋から団体が出てきた。
「おらみんな2次会いくでー!」
酒臭い人たちを不機嫌そうな顔で避けて歩いていると、見覚えのある姿があった。
『わ、私もう…』
「何言うてるんやちよ!まだまだ飲まなあかんで!」
辛そうにヨロヨロと歩いているその肩に、知らない男の手が触れる。
「おい」
「ん?どしたん僕…中学生?」
「…邪魔やねんどけや」
その肩に触れている男の手を押しのけて、彼女の手を掴む。
「何してるんすか。」
『ひ、光くん…?』
「帰りますよ」
おい待てや、とふらつきながら言う男の声に耳も貸さず、団体をあとにする。
「はい、水飲んでください」
『あ、ありがと…光くんなんで…』
「ええからはよ飲んで。」
少し離れた公園のベンチに座らせて、近くの自販機で水を買った。
隣に座り、ペットボトルのキャップを開けて渡してやると、ゴクゴクと美味しそうに一気に飲んで、はぁ…とため息をついた。
「…何しとんすか、こんななるまで」
『えへへ…思ったより飲まされちゃって』
「えへへちゃうわ、しばいたろか」
『こ、こわっ』
いつもより少しふわふわした口調に、理性がぶっ飛びそうになる。
…けど、こんなに酔うまで飲んでたことに腹が立つ。
『…光くんはさ~、まだお酒飲めないよね』
「…あんたのこんな姿見て飲みたいと思わんすわ」
『ふふっ、若いなぁ~。いいなぁ~』
「…」
子供だと思い知らされるのが、こんなに辛いと思わなかった。
心配もイラつきも、全部ひっくるめて、どうにかなりそうや。
「俺じゃ、アカンの」
照れながら、遠くを見つめながら呟くと、肩にコツンと頭が当たった。
「…寝んなや、アホ」
こんなに好きやのに