Curly Love
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December
「粉羽センセ、明日なんでこーへんの?」
『あ、えーっと明日は誕生日で…』
「12月12日…覚えやすいな」
『あはは、よく言われる』
「俺には祝わせてくれへんのっすか?」
『え?いやそういうわけじゃ…』
「はーぁ…成績下がってまうかも。もし落ちたら財前家みんな悲しむやろなぁ」
『うっ…』
「明日もちゃんと来てな」
ニコッと悪い顔で微笑むと、引きつった笑顔を見せた。
こうしちゃいられない。
次の日の学校を素早く退散して、買い物へ出かける。
女子大生へのプレゼントなんて何を買えばいいのか。
姉貴に相談するのも気が引けたので、ネットでリサーチした店を数件ハシゴした。
『…よし、全部正解だね』
「当たり前っすわ」
『もうこれだけできるなら大丈夫だね、私…』
「誕生日おめでとうございます、粉羽センセ」
『えっ、これ…』
早々に今日の範囲の勉強を終わらせて、机の下に隠していた
ピンクのリボンがラッピングされた袋を渡した。
「今日早く終わったんで、残りはお祝いさせてください」
『…光くん、ありがとう。でも受け取れないよ』
「は?なんで…」
『お金もらってしてるコトなの。だから光くんのことを恋愛対象には見れないし、これも受け取れない。』
プレゼントの袋を返されて、呆然とする。
『…今日やる所はもう終わったから、帰るね。ごめん』
ふわっと髪をなびかせて、振り返ることもなく、部屋のドアがパタンと閉まった。
そんなこと、わかってた。
やから、終わったらちゃんと伝えたいんや。
「粉羽センセ、明日なんでこーへんの?」
『あ、えーっと明日は誕生日で…』
「12月12日…覚えやすいな」
『あはは、よく言われる』
「俺には祝わせてくれへんのっすか?」
『え?いやそういうわけじゃ…』
「はーぁ…成績下がってまうかも。もし落ちたら財前家みんな悲しむやろなぁ」
『うっ…』
「明日もちゃんと来てな」
ニコッと悪い顔で微笑むと、引きつった笑顔を見せた。
こうしちゃいられない。
次の日の学校を素早く退散して、買い物へ出かける。
女子大生へのプレゼントなんて何を買えばいいのか。
姉貴に相談するのも気が引けたので、ネットでリサーチした店を数件ハシゴした。
『…よし、全部正解だね』
「当たり前っすわ」
『もうこれだけできるなら大丈夫だね、私…』
「誕生日おめでとうございます、粉羽センセ」
『えっ、これ…』
早々に今日の範囲の勉強を終わらせて、机の下に隠していた
ピンクのリボンがラッピングされた袋を渡した。
「今日早く終わったんで、残りはお祝いさせてください」
『…光くん、ありがとう。でも受け取れないよ』
「は?なんで…」
『お金もらってしてるコトなの。だから光くんのことを恋愛対象には見れないし、これも受け取れない。』
プレゼントの袋を返されて、呆然とする。
『…今日やる所はもう終わったから、帰るね。ごめん』
ふわっと髪をなびかせて、振り返ることもなく、部屋のドアがパタンと閉まった。
そんなこと、わかってた。
やから、終わったらちゃんと伝えたいんや。