Curly Love
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First Encounter
中学3年の秋。
部活も引退して、ぽっかり空いた日常の中に
その人はやってきた。
『はじめまして!粉羽 ちよです!今は大学3年で、教育学部で…ってこういうの堅苦しいよね、よろしくね!財前くん』
成績にそこまで不安はなかったけど、念には念をで
姉貴に勧められた家庭教師。
「…うす」
初めての返事がどこかの樺地になってしまったことは、今でも後悔している。
『財前家で財前くんって呼ぶのもややこしいね、光くんでいいかな?』
「…別に、ええですけど」
一目惚れだった。
くせ毛でふわふわな茶髪に、長いまつ毛、ぷるぷるのリップ。
白いカーディガンに、レースのロングスカートがよく似合っていた。
『あ、この問題ややこしいでしょ、私も中学の時苦戦したんだけど…』
「あ、はい」
…ややこしいんはお前や。
髪の毛耳にかけながら説明すんな、ええ匂いしてきて話入ってこーへんわ。
『光くん?聞いてる?』
「…はい」
『…え、ほんとだ解けてる!すごーい!!』
「大したことないっすわ」
『…照れてる?』
「照れてへんし」
ごめんごめん、と笑う顔がとても可愛くて
思わず見惚れてしまった。
「粉羽センセ、彼氏おるん?」
『え?い、いない…』
「ほな俺が受験合格したら付き合うてください」
『は、はい!?!?』
「はい言うたな。よーしお勉強頑張りましょかセンセ」
『いやそういう意味のはいじゃないよ!?』
流れるように告白したが、顔が熱くて今にも発火しそうだった。
中学3年の秋。
部活も引退して、ぽっかり空いた日常の中に
その人はやってきた。
『はじめまして!粉羽 ちよです!今は大学3年で、教育学部で…ってこういうの堅苦しいよね、よろしくね!財前くん』
成績にそこまで不安はなかったけど、念には念をで
姉貴に勧められた家庭教師。
「…うす」
初めての返事がどこかの樺地になってしまったことは、今でも後悔している。
『財前家で財前くんって呼ぶのもややこしいね、光くんでいいかな?』
「…別に、ええですけど」
一目惚れだった。
くせ毛でふわふわな茶髪に、長いまつ毛、ぷるぷるのリップ。
白いカーディガンに、レースのロングスカートがよく似合っていた。
『あ、この問題ややこしいでしょ、私も中学の時苦戦したんだけど…』
「あ、はい」
…ややこしいんはお前や。
髪の毛耳にかけながら説明すんな、ええ匂いしてきて話入ってこーへんわ。
『光くん?聞いてる?』
「…はい」
『…え、ほんとだ解けてる!すごーい!!』
「大したことないっすわ」
『…照れてる?』
「照れてへんし」
ごめんごめん、と笑う顔がとても可愛くて
思わず見惚れてしまった。
「粉羽センセ、彼氏おるん?」
『え?い、いない…』
「ほな俺が受験合格したら付き合うてください」
『は、はい!?!?』
「はい言うたな。よーしお勉強頑張りましょかセンセ」
『いやそういう意味のはいじゃないよ!?』
流れるように告白したが、顔が熱くて今にも発火しそうだった。
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