POUR TOUJOURS AMOUR
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[もう今日で夏休み終わりやん、英文やってくれた?]
[あと10回分だけ残しといた]
[絶妙に腹立つなぁ 19時に公園きてー]
「うっすちよちゃん、ありがと」
『いいえー』
「…んで俺美咲ちゃんと3か月と1.2週間くらい経ったと思うんやけど」
『へ?』
「勝負。勝ったやろ?」
『あぁ、うん。多分』
「昨日別れたからさ、付き合ってや」
『…は!?』
学校でもあまり笑っている所を見たことがない光が、クスクスっと笑う
「だから、付き合って」
『もういいってそういうの…ちゃんと好きな子見つけて真剣に恋愛しな…んっ』
言葉の途中、強引に腕を引っ張られ抱きしめられる
「割とほんまに、好きやわ。あかん?」
耳元で囁く声に、体の力が抜ける
『ぅ…はい…』
「どっちのはい?良い方?」
『うん…』
根負けして、ようやく力が緩む
ゆっくりと腕が解かれて、体中の熱が解放される
「よしよし、ええ子」
頭を優しく撫でられ、ふいにその手が顎まで伸びてきた
「ほな今日からよろしくやで、ちよ」
『なっ…』
唐突な呼び捨てに顔が赤くなる私の顎をクイっと持ち上げ、光の唇が重なった
手慣れている、そう思ったのは一瞬で
バクバク鳴る心臓の音でかき消されてしまった
「顔真っ赤やん、茹でダコ」
『うるっさい!!…ひゃ!っつめた!』
光はガコン、と自販機から落ちてきた飲み物を私の頬に押し当てる
「また明日学校でな」
性格の悪そうな笑みを浮かべて光は去っていく
『…今日の星綺麗。』
頬に押し当てられたQooのりんご味を握りしめて、星空を見上げながら帰路についた