男主/影山の息子
FFIアジア予選編
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家に戻って着替えと最低限の必需品、ビデオカメラとノーパソを合宿所に持ってきた。
みんな気合いが入っていて、朝ごはんをかき込む姿が見られた。
冬花をマネージャーに加えて、特訓が始まった。
久遠監督の言葉は厳しい。
それは世界を目指すと者として当然だけど、不満を漏らすだろうなとは思う。
僕はみんなの癖や長所、短所を観察し、メモを取っていく。
『…あ、飛鷹っ』
「!?…っ、」
相変わらず飛鷹は馴染めないし、虎丸のプレーは意図が掴めない。
そんなみんなを見て、監督の怒号が走る。
一日中、久遠監督の怒号が響き渡る雷門中。
みんなはくたくたになっていて、完全にへばっている。
そして、久遠監督を警戒している人も多い。
きっとコレが梅雨ちゃんの言っていたことだったんだ。
久遠監督を苦手扱いしている人は多い。
その意味を強く知ることとなる。
『上手く、いけばいいな』
チームの雰囲気はどんどん悪くなっていた。
どうなるんだろう。
わからない、だけど僕は久遠監督もみんなも信じてる。
『修也、体調どう?』
「大丈夫だ、ハードな練習だがまだまだ始まったばかりだからな」
『そう』
合宿所にいても、修也と話す時間を少し確保することにしている。
みんなの近況を目で把握できないことは、修也の会話から拾う。
何より、修也といる時間を取らないといけない気がした。
ここにいるのに、不安になる。
どこかへ行ってしまいそうな、何かそんな感じがしていた。
(不安は、よくないよね…)
修也を信じきれてないのか、別の何かがあるのかわからない。
「お前はあちこち走って大変そうだな。
久遠監督、飛鷹、不動、一癖ありそうな奴ばかりだ」
『そういう性分なんだよ…心配?』
「少し。だが、各々と対立はしてないんだろうな。
アフロディを味方に付けたときもそうだっただろ。
敵対関係にあった奴を仲間にするのが得意だな、本当に」
『うん、そうだね。わかってるんだ、どうして道を外れたのか。
自分も似たような環境にいたから受け入れることができるんだ』
修也は優しく目を細めて、僕の肩を抱き寄せる。
安心する、ここに修也がいるんだと思えば僕はきっと大丈夫。
依存をしているのかもしれないけど、それくらい修也が好きだと思う。
僕の光は修也なんだ。
春奈と欠流がついに、監督の事件に辿り着く。
それにはいくつかの誤解があるけど、みんなを疑心暗鬼にさせるのには充分だった。
“久遠道也は呪われた監督”
詳しい記述がない以上、みんなは春菜の話の部分だけで判断するしかない。
『…春奈』
「な、なんですか?」
いつもより冷たい声音になってしまい、春菜はびくりと肩を震わせる。
『嘘か本当かわからない噂に振り回されるのはやめようか』
「でも、もし本当だったら…」
『久遠監督を選んだのは響木監督だ。久遠監督を疑うことは響木監督の意思を疑うことになるんだって思う』
「っ…」
「音無、時雨の言う通りだ。まずは特訓を頑張るんだ」
「キャプテン…」
納得のいかない春菜は押し黙ってしまう。
ついつい口を出してしまったことに今更後悔する。
今のはよくない。
絶対に僕が悪い、春菜に当たったみたいになった。
『春奈…言い方、悪かったね。ごめん』
僕まで溝を深めてどうするんだ。
監督とみんなを繋がなきゃいけないのに。
ホント、バカだな。
過酷な練習にも立ち向かう気持ちを持ったみんな。
一時、塀吾郎がマイナスになってたこともあったけど、守が立ち上がらせた。
やっぱ、そこがキャプテンだと思う。
初戦の相手がオーストラリアに決まり、久遠監督と特訓方法や対策を話し合っていた。
「…オーストラリアか」
『厳しいですね、海の男たちですか』
「あぁ」
渋りながら言う久遠監督。
「時雨、お前は誰がこの試合に向いていると思う?」
『…海といえば条介、だと僕は思います』
「綱海か…悪くないな」
『きっと、放っておいたら川ででもサーフィンしかねません』
小さく「そうか」と呟いて、手を顎に添え考える久遠監督。
この人は計算しきっている。
試合も、選手たちの成長の度合いも。
「それと…向こうの必殺タクティクスだが、狭い場所を知らないか」
『狭い場所?』
「あぁ、狭い箱だ」
『…合宿所の、個人部屋ではダメですか?』
「個人部屋…そうだな、それなら人数分の確保は可能か」
『はい』
こうして、試合までの二日間は選手達を宿舎に閉じ込めることにした。
つまりは練習禁止。部屋から出てくるな、というわけで。
『反乱が起こりますねー』
「一々気にしていたらきりがない。飛鷹に何かあったらお前に頼むと、響木監督が」
『わかりました』
飛鷹に何かしら問題が起こる可能性はある。
これは過去の共通点がある以上、僕以外がカバーすることはできない。
『飛鷹のことは任せてください、これが今日の分の選手記録です』
「あぁ、仕事が速いな」
『こういう事務仕事は得意なので』
久遠監督は再び「そうか」と言って、押し黙る。あまり喋らないとは聞いていたけどやっぱり喋らない。
僕は久遠監督に失礼し、部屋を出て、身体がなまらないようにイナビカリ修練場へと向かった。
翌日、予想通り反乱が起こったのは言うまででもない。
みんな気合いが入っていて、朝ごはんをかき込む姿が見られた。
冬花をマネージャーに加えて、特訓が始まった。
久遠監督の言葉は厳しい。
それは世界を目指すと者として当然だけど、不満を漏らすだろうなとは思う。
僕はみんなの癖や長所、短所を観察し、メモを取っていく。
『…あ、飛鷹っ』
「!?…っ、」
相変わらず飛鷹は馴染めないし、虎丸のプレーは意図が掴めない。
そんなみんなを見て、監督の怒号が走る。
一日中、久遠監督の怒号が響き渡る雷門中。
みんなはくたくたになっていて、完全にへばっている。
そして、久遠監督を警戒している人も多い。
きっとコレが梅雨ちゃんの言っていたことだったんだ。
久遠監督を苦手扱いしている人は多い。
その意味を強く知ることとなる。
『上手く、いけばいいな』
チームの雰囲気はどんどん悪くなっていた。
どうなるんだろう。
わからない、だけど僕は久遠監督もみんなも信じてる。
『修也、体調どう?』
「大丈夫だ、ハードな練習だがまだまだ始まったばかりだからな」
『そう』
合宿所にいても、修也と話す時間を少し確保することにしている。
みんなの近況を目で把握できないことは、修也の会話から拾う。
何より、修也といる時間を取らないといけない気がした。
ここにいるのに、不安になる。
どこかへ行ってしまいそうな、何かそんな感じがしていた。
(不安は、よくないよね…)
修也を信じきれてないのか、別の何かがあるのかわからない。
「お前はあちこち走って大変そうだな。
久遠監督、飛鷹、不動、一癖ありそうな奴ばかりだ」
『そういう性分なんだよ…心配?』
「少し。だが、各々と対立はしてないんだろうな。
アフロディを味方に付けたときもそうだっただろ。
敵対関係にあった奴を仲間にするのが得意だな、本当に」
『うん、そうだね。わかってるんだ、どうして道を外れたのか。
自分も似たような環境にいたから受け入れることができるんだ』
修也は優しく目を細めて、僕の肩を抱き寄せる。
安心する、ここに修也がいるんだと思えば僕はきっと大丈夫。
依存をしているのかもしれないけど、それくらい修也が好きだと思う。
僕の光は修也なんだ。
春奈と欠流がついに、監督の事件に辿り着く。
それにはいくつかの誤解があるけど、みんなを疑心暗鬼にさせるのには充分だった。
“久遠道也は呪われた監督”
詳しい記述がない以上、みんなは春菜の話の部分だけで判断するしかない。
『…春奈』
「な、なんですか?」
いつもより冷たい声音になってしまい、春菜はびくりと肩を震わせる。
『嘘か本当かわからない噂に振り回されるのはやめようか』
「でも、もし本当だったら…」
『久遠監督を選んだのは響木監督だ。久遠監督を疑うことは響木監督の意思を疑うことになるんだって思う』
「っ…」
「音無、時雨の言う通りだ。まずは特訓を頑張るんだ」
「キャプテン…」
納得のいかない春菜は押し黙ってしまう。
ついつい口を出してしまったことに今更後悔する。
今のはよくない。
絶対に僕が悪い、春菜に当たったみたいになった。
『春奈…言い方、悪かったね。ごめん』
僕まで溝を深めてどうするんだ。
監督とみんなを繋がなきゃいけないのに。
ホント、バカだな。
過酷な練習にも立ち向かう気持ちを持ったみんな。
一時、塀吾郎がマイナスになってたこともあったけど、守が立ち上がらせた。
やっぱ、そこがキャプテンだと思う。
初戦の相手がオーストラリアに決まり、久遠監督と特訓方法や対策を話し合っていた。
「…オーストラリアか」
『厳しいですね、海の男たちですか』
「あぁ」
渋りながら言う久遠監督。
「時雨、お前は誰がこの試合に向いていると思う?」
『…海といえば条介、だと僕は思います』
「綱海か…悪くないな」
『きっと、放っておいたら川ででもサーフィンしかねません』
小さく「そうか」と呟いて、手を顎に添え考える久遠監督。
この人は計算しきっている。
試合も、選手たちの成長の度合いも。
「それと…向こうの必殺タクティクスだが、狭い場所を知らないか」
『狭い場所?』
「あぁ、狭い箱だ」
『…合宿所の、個人部屋ではダメですか?』
「個人部屋…そうだな、それなら人数分の確保は可能か」
『はい』
こうして、試合までの二日間は選手達を宿舎に閉じ込めることにした。
つまりは練習禁止。部屋から出てくるな、というわけで。
『反乱が起こりますねー』
「一々気にしていたらきりがない。飛鷹に何かあったらお前に頼むと、響木監督が」
『わかりました』
飛鷹に何かしら問題が起こる可能性はある。
これは過去の共通点がある以上、僕以外がカバーすることはできない。
『飛鷹のことは任せてください、これが今日の分の選手記録です』
「あぁ、仕事が速いな」
『こういう事務仕事は得意なので』
久遠監督は再び「そうか」と言って、押し黙る。あまり喋らないとは聞いていたけどやっぱり喋らない。
僕は久遠監督に失礼し、部屋を出て、身体がなまらないようにイナビカリ修練場へと向かった。
翌日、予想通り反乱が起こったのは言うまででもない。
