男主/影山の息子
FFIアジア予選編
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「本当に、グレか」
『うん、そうだよ…トビー』
飛鷹は驚いていた。そりゃ、そうだと思う。
僕のあの鋭い目付きはどこへやら。
昔の面影はすっかりなくなっている。
それでも、声と目と髪の色でわかってくれたのは嬉しかった。
「…本当にカタギだな」
『すっかりね』
「喧嘩は?」
『もう、随分してない』
「そうか、歌はどうした?」
『この間の文化祭で久しぶりにね』
久しぶりに会ったのもあって、話は途切れることはなかった。
昔はこんな風に話してたんだ。
懐かしい、そしてとんでもないことしてたなと思う。
「サッカーしてんだって?」
『うん、雷門で』
「前のとこじゃないんだな」
『そうだね、でも今のとこも前のとこも好きだよ』
「そうか…楽しそうだな」
そう言った飛鷹は珍しく笑っていた。
『トビーもこれから楽しくなるよ』
「…そうか?」
『うん、僕も特訓付き合うし』
「本当か?」
こくりと頷いて笑ってみせれば、トビーはふっと笑う。
「そうか…またよろしくな、時雨」
『うん、よろしくね』
こうして、今度は喧嘩じゃなくサッカーで仲間になった僕達。
日本の世界に対する挑戦が始まる。
それから、僕は響木監督の手伝いをしていた。
飛鷹のことは万が一を考え、昔のあだ名で呼ばないことにした。
時々、特訓にも付き合いながら日々雷門での練習も楽しんでいた。
少し前、修也は不思議そうな顔で僕に聞いてきた。
「響木監督から連絡なかったか?」
それを聞いて、あぁもうすぐだな、なんて悠長に思っていた。
一応、修也にもまだ喋るなと言われている。
選手の管理も僕の仕事に含まれているので、集合はみんなと一緒だと言われた。
『あったよ、体育館集合だよね?』
集合場所を聞き返せば、修也はこくりと頷く。
暫く、こうやって修也がうちに泊まりにくることはできない。
と言っても、合宿所で一緒なんだけど。
「何だか、面白そうだけどな」
『その予感あたるといいね』
「あぁ」
サッカー関係の話であることはわかってるんだ。
きっと、楽しくなるってわかってるだろうな。
集合日が近くなり、響木監督から代表候補の名簿を渡された。
「時雨、チーム分けをしといてくれ」
『い、いいんですか!?僕がしても…』
「お前はいい眼をしてるからな、任せる」
『…は、はい』
選手名簿と選手データを渡され、僕はチーム分けをすることになった。
これはすごく難しい。
個々のキャラクターが濃い、その上ポジションが被っている。
雷雷軒の開店までにしなければならない。
店内で唸りながら、チーム分けを考える。
(…でも、なんで)
選手候補の名前を見ながら、どうして名前がないんだろうか不思議にも思った。
(治の名前がないのは、どうしてだろう…)
お日さま園への出入が多い僕は、向こうの様子をある程度把握している。
その中で、何人かの有力選手がいるけど彼の名前がないことが不思議だった。
(ヒロトと、リュウジはあるのに)
最後の名前を見たときは、思わず吹いてしまった。
まさか、あいつも呼ばれているとは。
少し前に呼び出され、わざわざ会いに行った悪友。
(明王がいるんだー、一大事だなぁ…)
でもこの名簿を見ていると、変な組み合わせにしてみたくもなる。
(絶対怒るだろうなぁ…有人も佐久間も)
激怒するだろう幼馴染と昔のチームメイトを思い浮かべて苦笑した。
この水と油はどうなるんだろう。
興味があったし、明王や有人の変化を見てみたいとも思った。
集合日当日。
僕は修也と一緒に早めに体育館へと向かう。
雷門中やキャラバンのメンバー、他のチームから呼ばれた選手もちゃんと来ている。
飛鷹も来ていたけど、やっぱり孤立していた。
修也が竜吾たちと話している間に、飛鷹の許に駆け寄った。
『調子どう?』
「…まぁまぁだ」
『悪くはないってとこだね』
「さぁな」
知らない人ばかりで、しかも素人の飛鷹にとってはここは異空間だと思う。
きっと、居心地が悪くて仕方がないだろう。
『居心地悪いんでしょ?』
「…っ、違ぇよ」
『じゃあ、そういうことにしとくよ』
「お前なっ」
『あはは、僕がいてよかったんじゃない?』
「まぁ、そうかもな」
少し拗ねた様子で言う飛鷹。
辺りを見渡せば、ようやく守が小学生ストライカーを連れ到着したところだった。
『あ、来た来た』
「…誰だ?」
『あのヘアバンドの子が雷門の、つまり僕のチームのキャプテン』
「…キャプテン」
『そ、守とサッカーしたら本当に楽しいと思うよ』
「……」
その後、ようやく響木監督が現れ、ことの全容をみんなに話した。
みんなは驚くと同時に、知ってて黙ってた僕に各々文句を言っていた。
その上、チーム分けは更に揉めた。
(上手く、いけばいいけど…)
不安に思いながらも、その日は練習場所を決め解散した。
『うん、そうだよ…トビー』
飛鷹は驚いていた。そりゃ、そうだと思う。
僕のあの鋭い目付きはどこへやら。
昔の面影はすっかりなくなっている。
それでも、声と目と髪の色でわかってくれたのは嬉しかった。
「…本当にカタギだな」
『すっかりね』
「喧嘩は?」
『もう、随分してない』
「そうか、歌はどうした?」
『この間の文化祭で久しぶりにね』
久しぶりに会ったのもあって、話は途切れることはなかった。
昔はこんな風に話してたんだ。
懐かしい、そしてとんでもないことしてたなと思う。
「サッカーしてんだって?」
『うん、雷門で』
「前のとこじゃないんだな」
『そうだね、でも今のとこも前のとこも好きだよ』
「そうか…楽しそうだな」
そう言った飛鷹は珍しく笑っていた。
『トビーもこれから楽しくなるよ』
「…そうか?」
『うん、僕も特訓付き合うし』
「本当か?」
こくりと頷いて笑ってみせれば、トビーはふっと笑う。
「そうか…またよろしくな、時雨」
『うん、よろしくね』
こうして、今度は喧嘩じゃなくサッカーで仲間になった僕達。
日本の世界に対する挑戦が始まる。
それから、僕は響木監督の手伝いをしていた。
飛鷹のことは万が一を考え、昔のあだ名で呼ばないことにした。
時々、特訓にも付き合いながら日々雷門での練習も楽しんでいた。
少し前、修也は不思議そうな顔で僕に聞いてきた。
「響木監督から連絡なかったか?」
それを聞いて、あぁもうすぐだな、なんて悠長に思っていた。
一応、修也にもまだ喋るなと言われている。
選手の管理も僕の仕事に含まれているので、集合はみんなと一緒だと言われた。
『あったよ、体育館集合だよね?』
集合場所を聞き返せば、修也はこくりと頷く。
暫く、こうやって修也がうちに泊まりにくることはできない。
と言っても、合宿所で一緒なんだけど。
「何だか、面白そうだけどな」
『その予感あたるといいね』
「あぁ」
サッカー関係の話であることはわかってるんだ。
きっと、楽しくなるってわかってるだろうな。
集合日が近くなり、響木監督から代表候補の名簿を渡された。
「時雨、チーム分けをしといてくれ」
『い、いいんですか!?僕がしても…』
「お前はいい眼をしてるからな、任せる」
『…は、はい』
選手名簿と選手データを渡され、僕はチーム分けをすることになった。
これはすごく難しい。
個々のキャラクターが濃い、その上ポジションが被っている。
雷雷軒の開店までにしなければならない。
店内で唸りながら、チーム分けを考える。
(…でも、なんで)
選手候補の名前を見ながら、どうして名前がないんだろうか不思議にも思った。
(治の名前がないのは、どうしてだろう…)
お日さま園への出入が多い僕は、向こうの様子をある程度把握している。
その中で、何人かの有力選手がいるけど彼の名前がないことが不思議だった。
(ヒロトと、リュウジはあるのに)
最後の名前を見たときは、思わず吹いてしまった。
まさか、あいつも呼ばれているとは。
少し前に呼び出され、わざわざ会いに行った悪友。
(明王がいるんだー、一大事だなぁ…)
でもこの名簿を見ていると、変な組み合わせにしてみたくもなる。
(絶対怒るだろうなぁ…有人も佐久間も)
激怒するだろう幼馴染と昔のチームメイトを思い浮かべて苦笑した。
この水と油はどうなるんだろう。
興味があったし、明王や有人の変化を見てみたいとも思った。
集合日当日。
僕は修也と一緒に早めに体育館へと向かう。
雷門中やキャラバンのメンバー、他のチームから呼ばれた選手もちゃんと来ている。
飛鷹も来ていたけど、やっぱり孤立していた。
修也が竜吾たちと話している間に、飛鷹の許に駆け寄った。
『調子どう?』
「…まぁまぁだ」
『悪くはないってとこだね』
「さぁな」
知らない人ばかりで、しかも素人の飛鷹にとってはここは異空間だと思う。
きっと、居心地が悪くて仕方がないだろう。
『居心地悪いんでしょ?』
「…っ、違ぇよ」
『じゃあ、そういうことにしとくよ』
「お前なっ」
『あはは、僕がいてよかったんじゃない?』
「まぁ、そうかもな」
少し拗ねた様子で言う飛鷹。
辺りを見渡せば、ようやく守が小学生ストライカーを連れ到着したところだった。
『あ、来た来た』
「…誰だ?」
『あのヘアバンドの子が雷門の、つまり僕のチームのキャプテン』
「…キャプテン」
『そ、守とサッカーしたら本当に楽しいと思うよ』
「……」
その後、ようやく響木監督が現れ、ことの全容をみんなに話した。
みんなは驚くと同時に、知ってて黙ってた僕に各々文句を言っていた。
その上、チーム分けは更に揉めた。
(上手く、いけばいいけど…)
不安に思いながらも、その日は練習場所を決め解散した。
