親指兄妹
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
翌日、空は快晴ですが地面は水たまりがありぬかるんでいます。
それでも##NAME1##と黒子の決意は固いです。ボーボボ達にお別れを言い、歩きます。
『こっちだよね?』
「はい」
「そこのお嬢さん」
『え?』
声をかけられて振り向きますと2羽のツバメ――詩人と龍牙――が##NAME1##に近寄ってきました。
詩人の手には籠いっぱいの林檎があります。
「1つ林檎はいかが?おいしいよ」
『ホントだおいしそう。じゃあ1つください』
##NAME1##は詩人から林檎をいただき、さっそく一口齧ります。
『わぁおいしい。・・あれ?なんか、眠く・・・』
「##NAME1##さん!!」
「Σうわ!!いつの間に!?」
「##NAME1##さんに何をした!?」
「うっせーガキだな。ちょっと眠ってもらっただけだ。牢獄真拳奥義「スレイブ·リング」!」
「Σ!!」
龍牙の奥義により黒子が拘束されてしまい、地面にうつ伏せに倒れました。
詩人と龍牙は##NAME1##をリヤカーに載せます。
「この女はいただくぜ」
「待てっ!!」
黒子の叫びも虚しく、2人はリヤカーを引っ張ったり押したりしてその場を去りました。
ちなみに、木の陰に詩人により文字化され牢獄に囚われたモグラの灰崎祥吾がいましたが、森の動物達に擽られたりエサ置き場にされたり巣を作られたりと遊ばれていました。
「まさか俺の出番これだけか!?ふざけんなーー!!!」
灰崎の叫びは虚しく響きました。
そんな事より連れ去られた##NAME1##が着いたのは花が咲き乱れてる花畑でした。
「ギガ様、連れてきました」
「ごくろーじゃん」
「ゲゲゲ、何だその女は?」
「俺様の花嫁じゃん♪」
「はあ?」
「キサマは何を寝ぼけたことを」
花畑には##NAME1##と同じくらいの大きさの4人の王子――ギガ・ねんちゃく・OVER・ハレクラニ――がいました。
ねんちゃくの質問にギガが喜々して答えますが、OVERとハレクラニが呆れます。
「何かおもしろいものがないか魔法の鏡で見てたら見つけたんじゃん。もう俺様の好みどストライクじゃん♪」
「へぇー・・・なんかギガには勿体ねぇな」
「そうだな」
「あ?どういう意味だ?」
『ん、んん・・・』
「起きるぞ」
##NAME1##はそっと目を開け、ゆっくりと起き上がります。
寝ぼけ眼ですが、可愛らしい顔立ちの##NAME1##に他の3人も心を奪われました。
『ここは・・・・・Σえ?どこ!?』
「ここは花の国じゃん」
『Σきゃあ!誰!?』
「花婿じゃん♪」
『花婿!?わけがわからないよ!!』
「細かい事は気にしないじゃん」
『気にするよ!』
「そんな事より、俺様はギガじゃん。名前は?」
『えっと、##NAME1##、です・・・』
「##NAME1##ちゃん。##NAME1##ちゃんにピッタリの名前じゃん」
『ぁ、ありがとう』
「ギガ、やはりその娘はキサマには勿体ない」
「ああ?何ハレクラニちゃん、まるで自分の方が##NAME1##ちゃんにふさわしいみたいな言い方じゃん」
ギガとハレクラニが火花を散らします。
何故急に嫌悪な雰囲気になったのかわからない##NAME1##は怯えます。
「あー、アイツらの事は無視しろ。俺様はねんちゃく、よろしくな」
「俺はOVERだ」
『ぁ、どうも』
「これからよろしくな」
『・・え?これから?』
「お前はここにずっと住むんだよ」
『はあ!?何その自分勝手!?あたしは帰らないといけないんだから!!』
##NAME1##が怒って立ち上がります。
すると
「##NAME1##ーーー無事かーーー!!!?」
「「ぐは!!??」」
『きゃあ!?』
##NAME1##の後ろからモトクロスになったボーボボと首領パッチと天の助がOVERとねんちゃくに突撃しました。
吹き飛ばされた2人はギガとハレクラニにぶつかりました。
『ボーボボ!みんなも!どうして!?』
「##NAME1##さん!」
『テツヤ兄さん!』
「無事ですか!?」
『うんっ』
「どうやらボーボボさん達、いつでも会いに行けるように僕と##NAME1##さんに発信機を付けてたみたいです」
黒子は自分に付けられていた納豆の形をした発信機を見せます。
黒子はボーボボ達に救出され、ここに来たと説明をしました。
「##NAME1##を拐いやがって。覚悟はできているんだろうな?」
「テメーらこそ、ただですむと思うなよ!」
ボーボボ達対ギガ達の戦いが勃発しました。
「##NAME1##ちゃん!」
『ビュティちゃん!』
「ボーボボ達が引き付けてる間に##NAME1##ちゃん達は今のうちにここを離れてって」
『でも、』
「##NAME1##さん、ボーボボさん達の頑張りを無駄にしてはいけませんっ」
『テツヤ兄さん・・・・・・そうだよね。わかった。ボーボボ達にありがとうって伝えて』
「うん。近いうちに遊びに行くからね」
ギガ達にバレないように##NAME1##と黒子はこの場を離れ、無事リコ達が住む家へと帰る事が出来ました。
リコ達に抱き締められて、##NAME1##は嬉しさのあまり泣きました。
そして、ボーボボ達やギガ達が遊び来てはバスケをしたり遊んだり、たまにケンカもしますが##NAME1##の一喝で(渋々)仲直りして、平和に暮らしましたとさ。
めでたしめでたし。