とばっちり受けてプチパニック
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「・・・ん?つか、コイツの持ってる刀・・・・・もしかしてコイツ・・・」
OVERが何か言おうとするが、何かを察知した##NAME1##が下ろしてほしい黄河の腕の中で身動ぎしだした。
黄河はどうしたのだろうと不思議に思うも##NAME1##を下ろしてあげる。
##NAME1##は下ろしてもらった途端別方向へ歩き出した。
「おにーちゃーんおねーちゃーんくれーぷありがとー!」
振り返って元気良く笑顔でお別れを言い、再び歩き出した。
OVER達は##NAME1##の後ろ姿と笑顔にほんわかと眺め、##NAME1##の姿が見えなくなったところでようやく正気に戻った。
「・・・Σって、アイツを1人にさせていいのか!?迷子じゃねーのか!?」
「Σああっ!そうでした!お前達はここにいろ!」
ルビー達にお店を任せOVERと黄河は慌てて##NAME1##の後を追いかけた。
*****
クレープを食べ終えた##NAME1##は(包みをゴミ箱に捨てると)別の甘い匂いがした方向へ向かっていく。
向かった先に2人の男女がいて、女性がベビーカステラを食べているのが見えた。
##NAME1##は小走りで近付き、初対面にも関わらずその女性に話し掛けた。
『おねーちゃん!なにをたべてるの?』
「え?私?」
「レム、知り合いか?」
「いえ・・・・・でもどこかで見た事があるような・・?」
レムは突然話し掛けてきた幼女(小さくなってしまった##NAME1##)に首を捻る。
レムはしゃがみ、##NAME1##にベビーカステラを1つ差し出す。
「これはベビーカステラって言うのよ。あーん」
『あー・・・んっ』
「おいしい?」
『うんっ!おいしい!』
パァァと笑顔で答える##NAME1##に間近で見たレムは胸を打たれ悶えた。
「か、可愛い・・!」
「おいお前、迷子か?」
『Σ・・!』
「ちょっとランバダ様!そんな上からじゃこの子が怖がってしまいますよ」
レムの注意にランバダは何か言おうとしたが止め、仕方無くしゃがんで##NAME1##と目線を合わせようとする。
「お前、親はどうした?」
『・・・・・・わからない。きがついたらここにいたの』
「もしかして誘拐されたのでしょうか?」
「・・・お前をココに連れてきたヤツの事覚えてるか?」
『えっとね、オレンジのコンペートーと、チョコレートのソフトクリームと、あおいろのゼリーがいたよ』
「・・・・・なんか、すっごく覚えがある人達が浮かんだのですが・・・」
「・・・・・もしかして誘拐じゃなくて、コイツは・・」
「あれ?ランバダはんもレムはんも、こないなところでどないしはったん?」
ランバダが何か言おうとしたところ第三者の声に遮られ仕方無く言葉を止める。
向こうからチスイスイとスターセイバーと行動をしていた宇治金TOKIOがやって来た。
宇治金TOKIOを目にした途端##NAME1##の目がキラキラと輝かせだした。
『かきごーり!おいしそー!』
「Σえ!?ワイの事!?」
「コラダメよ。あのかき氷は腐ってるから食べたらお腹を壊すわよ」
「Σレムはんひどくないかい!?」
「美味しくないのは確かだな」
「Σランバダはん!?」
『・・・・たべちゃだめなの?』
うるうると目を潤ませて見上げてくる##NAME1##にレムの心がグサリと刺さる。
すると傍観していたランバダが##NAME1##の頭に手を乗せる。
「かき氷は無いが、パフェを置いてる店があるから、そこに行くか?」
『・・?』
「「「「Σ―――!!」」」」
思わぬランバダの誘いに##NAME1##は疑問を浮かべ、レム達は驚きを隠せない。
『ぱふぇってなに?かきごーりなの?』
「かき氷とは似てるようで違うが、甘くて美味しいのは確かだ」
『ほんとう?たべてみたい!』
太陽のように輝く笑顔をする##NAME1##にランバダは思わずドキリと高鳴る。
「(な、なんでガキ相手にドキドキしてんだよ・・!?/////)」
「ランバダはんどないした?顔が真っ赤やで」
「あ、赤くねーよこの腐ったかき氷が!!」
「Σヒドイ!!チスイスイはんスターセイバーはん慰めてー!」
「「近寄るな腐ったかき氷が」」
「Σ――!!(ガーン)」
ぞんざいな扱いを受けていじける宇治金TOKIO。
すると##NAME1##が近付き、宇治金TOKIOの手を握り、
『かきごーりさん、いっしょにぱふぇたべよ?』
たどたどしい口調で誘う。
瞬間、宇治金TOKIOの心臓がズキューン!と撃ち抜かれた。
「・・・あ、ありがとーーー天使ーーー!!!!」
嬉し涙を流しながら##NAME1##に抱き着こうとする宇治金TOKIO。
だがその直前##NAME1##がさっと横に避け、さらに小刀で宇治金TOKIOの足に引っかけて転ばせた。
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