愛の形は人それぞれ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「な、な、な・・・/////」
詩人が言った事は本気なのか?とか、冗談なのか?とか、今のうちに脱出をとか、でもこの本おもしろそうとか、頭の中がパニックになって判断がうまく出来ない。
離れる時に見せた詩人の微笑が頭から離れず、勢いよく頭を左右に振って無理矢理忘れようとする。
深呼吸を繰り返して自分を落ち着かせ、##NAME1##はまず足枷を外す事を考えた。
「鍵は・・・詩人さんが持ってるんだろうなぁ・・。とりあえずこの足枷を外せるようなものはないか探してみよう」
ようやくベッドから降りた##NAME1##は部屋の中を散策する事に。
だが足枷を外せるようなもの、ましてや鎖を壊せるようなものは置いてなかった。
だが気付いた事がある。部屋中を歩き回ったわけだが、鎖のせいで届かない場所はなかった。
足枷の方も重くもなく痛くもない。
「素材何で出来てるんだろう・・?
・・・・・Σって!!そんな事どうでもいいからっ!早くここから・・・」
ふと、##NAME1##の動きが止まる。
「(ここから出たら、詩人さんは?私がこの部屋からいなくなったら詩人さん、悲しむのかな?それはそれで・・・
・・・・・・な、なんで私、詩人さんの心配なんてしてるの!?)」
詩人の悲しむ顔を想像したら胸が痛み、何故痛むのかわからず##NAME1##はその場にしゃがみこみ頭を抱えた。
「(いやいやいやいや、待って私落ち着いて私。相手は詩人さんだよ。ついこの間ボーボボ達が倒したギガの部下だよ。つまり敵ッ。なんで敵の心配なんてしてるの私ッ。そうだよ敵の心配してる場合じゃないよ早くここから脱出を・・・・・あ~~でも・・・)」
「##NAME1##ーただいまー」
「Σきゃぁ!」
悶々としていたら詩人が帰ってきた。
ついさっきまで考えていただけに心臓が跳び跳ねそうになった。
「詩、人、さん・・・」
「##NAME1##、お腹空いた?僕##NAME1##の為に料理頑張ったんだ。食べてみて」
「・・は、はぃ・・・」
詩人の眩しい笑顔と健気さに##NAME1##は了承した。
部屋に置いてあるテーブルに持ってきた詩人の手料理を乗せ、2人は椅子に座る。
「いただきます」
「・・ぃ、いただきます・・・」
詩人につられて##NAME1##も手を合わせ、おずおずと箸を手料理に伸ばす。
口の前まで持ってくるが躊躇い、しかし意を決して詩人の手料理を口に運んだ。
「・・!・・・おいしい・・!」
「それは良かった♪」
##NAME1##は詩人の手料理を次々と食べていく。
ふと詩人の方を見ると詩人の口の端にご飯粒が付いていた。
「もぉ詩人さん、口の端にご飯粒が付いて・・・」
手を詩人の方に伸ばしたところでハッと気付き、慌てて引っ込めた。
「ご、ごめんなさい!私何を・・・」
「(クスッ)別に取ってくれても良かったのに」
「ぇ?」
詩人の言葉の意味を考えていたが、##NAME1##は恥ずかしさを隠す為手料理を無理矢理口の中に入れた。
ご飯を食べ終え、詩人は食器を洗い(##NAME1##も手伝おうとしたが詩人に止められた)、入浴の準備をする。
その時##NAME1##の足枷に繋がれてる鎖を取り、先に入っててと言う。
言われた##NAME1##は不思議に思いつつも言われた通り浴槽に浸かる事に。
「はぁ~~~・・・・・Σって!何のんびり寛いでるの私!!?」
現状を思い出したように声を上げ、依然足枷は嵌められたままだが鎖からは解放されたため今のうちに脱出を試みようとする。
が、
――ガラ
「##NAME1##、湯加減はどう?熱くない?」
「ΣΣ!!? きゃああああーー!!」
突然詩人が入ってきた(タオル1枚の状態)事に##NAME1##は前を隠して湯の中に沈み後ろに向いた。
「な、な、なんで、詩人さんも入ってくるんですか!?それになんでタオル1枚!?」
「だって僕も入りたかったから」
「だったら、私より先に入れば・・」
「##NAME1##と一緒に入りたい」
「(な、何よその自分勝手?おかしいんじゃ・・・・・・・いや、おかしいのは、
まったく嫌だと思ってない私の方だ!!!)」
そう、##NAME1##は詩人が急に浴室に入ってきた事に驚いたものの、一緒に入る事に嫌悪感がない事にパニックに陥った。
やがて詩人も浴槽に入り、後ろから##NAME1##をそっと抱き締める。
.