マフィアにスカウトされるが拒否する
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「じゃあオレ達をここに連れてきたのはお前じゃないんだな?」
「そうだ。俺はたまたま通りかかったただの万事屋だ」
「万事屋・・?」
「何でも屋のこと・・・」
「正解。よく知ってるな」
ツナの疑問を眼帯をつけた女の子―クローム―が教えてあげると、##NAME1##は小さく口角を上げてクロームの頭を撫でた。
言動を除けば綺麗な顔立ちをしている##NAME1##の笑みを間近で見れて、クロームは頬を赤らめた。
そしてそれは彼らも同じであった。
「「「「「(か、可愛い・・・////)」」」」」
「ん?どうしたんだ?」
「お前、名前は?」
「俺?俺は##NAME1##って言うんだ」
突然リボーンから名前を聞かれたが##NAME1##は気にせず教えた。
すると、
「##NAME1##か。オレはリボーンだ。
最初のベルフェゴールが投げたナイフ、その銃で撃ち返したんだろ?なかなかいい腕をしているな」
「そりゃどーも」
「どうだ、うちのファミリーに入らないか?」
「・・・・・は?」
突然のスカウトに##NAME1##は思わずマヌケな顔をしてしまう。
「・・・・・・ちなみに聞くが、ファミリーってなんだ?マフィアとか言うなよ」
「勘もいいな。その通り、マフィアだ」
「言うなって言ったろ」
「リボーン何考えてるんだよ!?##NAME1##さんは一般人だぞ!」
「それに比べてお前は鈍いな。##NAME1##がただの一般人じゃないことぐらい気付かないのか?」
ツナがリボーンを止めようとするがリボーンは気にせず、##NAME1##をマフィアに入れようとする。
すると便乗するかのように声を上げる者達が出てきた。
「ぅ゛お゛おい!!ちょっと待てぇ!!それなら俺達ヴァリアーにソイツを入れさせろぉ!!ソイツにはセンスがある。俺達の仕事も捗るってわけだぁ」
「おい何言って・・」
「えーそれじゃあ僕もスカウトしようかなー。なんか彼女がいるとおもしろそうだし♪」
銀髪のロン毛の青年―スクアーロ―に続き白髪で三白眼の青年―白蘭―までもがスカウトしてきた。
「ふざけんな!リボーンさんが先に言い出したんだからソイツはボンゴレだ!」
「横やりはいけないのなー」
「男なら正々堂々と申し込め!」
「僕は群れるのは嫌いだが、彼女となら別に群れてもいい。だからおとなしく手を引きなよ」
「おい何勝手に俺をマフィアに入れようとしてんだクソガキ共」
銀髪の少年―獄寺―に背の高い少年―山本―、獄寺に芝生頭と言われた少年―了平―に黒髪で学ランを着た少年―雲雀―の賛同に似た声に##NAME1##のこめかみがピクピクと痙攣する。
さらに、
「ぅ゛お゛い!だからソイツはヴァリアーに入れるって言ってんだろ!!」
「だから勝手に決めてんじゃねーよ呪われたロン毛が!!」
「呪われてねぇ!!」
「シシシ、スクアーロ相手に物怖じしねー。気に入った。オレもアイツウチに入れるのさんせー」
「私も。可愛い子が入ってくれたらウチが楽しくなりそーVv」
「彼女が入ればウチの広告になって金になりそうだね」
「いかがいたしましょう、ボス」
「・・・悪くねぇ」
スクアーロに続いて金髪の前髪が隠れた少年―ベルフェゴール―、モヒカンでオカマ口調のルッスーリア、フードを深く被った赤ん坊―マーモン―、背中に数本傘を差した男―レヴィ―、レヴィにボスと呼ばれた男―XANXUS―達ヴァリアーと言う集団も乗り気。
さらにさらに、
「そんな野蛮な集団よりも僕達のファミリーの方が楽しいよ##NAME1##ちゃん♪ こっちに来なよ」
「ハハン。白蘭様が気に入られたのであれば、私達も彼女をこちらに加入させるのを賛成です」
「まっ、退屈にはならねーな、バーロー」
「わわっ、あ、あんな綺麗な人がウチに来てくれたら、嬉しいな・・・」
「我らの所に来れば幸福な未来である事間違いなし」
「にゅ~。ウチに来てもいいけど、びゃくらんのとなりはブルーベルだもんね」
白蘭やアイメイクをした青年―桔梗―、無精髭を生やした男―ザクロ―、ウサギの人形を抱える少年―デイジー―、仮面を付けた大男―トリカブト―、百蘭にくっついてる少女―ブルーベル―も乗り気であった。
「・・・何コイツら、俺の意思を聞かずに何マフィアに入れさせようとしてんだよ。アレか?俺が発砲したからコイツらがおかしくなったのか?それだったら俺がもっかい撃ったらコイツらは正気に戻るのか?そうなのか?だったら、」
「待って##NAME1##さん違うんです!!この人達はこういう人達なんです!!だから発砲しないでくださいお願いしますっ!!!」
イライラが募り再び発砲しようと(今度は奥義を発動)する##NAME1##をツナが必死に止める。
「ボスがヴァリアーに入ってもいいと仰っているんだ。さっさとこっちに・・」
レヴィが##NAME1##に向けて手を伸ばしてきた。
が、
「極悪斬血真拳奥義「ザクロ」!!!」
――ザシュ
「ぎゃあああああ!!!」
「「「「「「「!?」」」」」」」
突然大きな刃物によりレヴィが斬られた。
レヴィが斬られたのもそうだが急に現れた殺気に驚く彼ら。
##NAME1##はと言うと、誰かに後ろから抱き寄せられた。
見慣れた腕と見覚えのある奥義、さらに聞き覚えのある声で誰なのかすぐに分かった。
後ろに振り向けば、予想通り自分の兄であった。
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