どんな姿になったとしても
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「おいしい」
「良かった」
チラリと詩人の方を見る。
少しゴツくなった指、(幼さは残るが)大人びた顔つき、漂う色気。
思わずドキドキしてしまった##NAME1##は赤くなってるであろう顔を隠すように俯き気味に。
さっきの事もあって恥ずかしい思いもする。
「・・・/////」
「##NAME1##?どうしたの?口に合わなかった?」
「Σううん!!全然!!すっっごくおいしいよ!!!」
だが心配そうに聞く詩人にすぐに顔を上げて慌てて否定すると料理を次々と口の中に入れて食べだした。
料理が無くなり、##NAME1##が食器を片付け、詩人は風呂に入る事に。
一息ついた頃、いきなり詩人が##NAME1##を横抱きにしてベッドへと連れだした。
「え?し、詩人!?」
「・・・##NAME1##さ、今日ずっとこの姿の僕にドキドキしてたでしょ」
「Σえ」
「いつもの僕にはそんな事無いのに・・・」
「・・・・・プッ」
「な、なんで笑うんだよ?」
「だって、詩人、自分で自分に嫉妬してるって事でしょ?それがなんか可笑しくて・・・フフ」
「・・・僕にとっちゃ笑い事じゃないんだけど」
フイッと顔をそらしむくれる詩人に、##NAME1##は彼の首に抱きついた。
「##NAME1##?」
「詩人、勘違いしてる。確かに今日の詩人にはドキドキしてたけど、普段の詩人にもドキドキしてるんだよ。料理してる姿、読書してる姿、特訓してる姿、お風呂から出て髪をかき上げる姿、まだあるけど、とにかくどんな詩人に私はドキドキしぱなっしなんだから」
「##NAME1##・・・」
「だから拗ねないの」
体を離してにっこりと微笑みかける##NAME1##。
それだけで嫉妬の気持ちが無くなった詩人は##NAME1##を優しくベッドに下ろす。
「##NAME1##、もし、もしこの先ずっとこの姿のままだったとしても、僕の事「大丈夫。前にも言ったけど、例え元に戻れなくなってしまっても、私は詩人を見捨てたりしないよ」
「――!##NAME1##っ」
詩人はかぶりつくように##NAME1##にキスをし、##NAME1##も詩人のキスを受け入れた。
*****
「・・・ん、んんーーーっ」
朝、目が覚めた##NAME1##は上半身を起こしグッと背伸びをする。
自分の体を見れば寝間着を着ていた。
あの後詩人が着させてくれたのだと直感する。
ふと昨夜の事を思い出す。
逞しくなった身体と大人びた顔つきでいつもよりも色っぽかった詩人にずっとドキドキしていた。
思い出した途端顔が赤くなるのを感じ、シーツに顔を埋める。
「ん~~・・・」
「Σっ!」
「・・・##NAME1##おはよう」
「ぉ、おはよう詩人・・・・・あれ?」
起きた詩人に挨拶すると、またしても違和感を感じた。
そしてそれがなんなのかわかった。
「・・・幼い?」
「Σえ!?」
「ぁ、ちが、そうじゃなくてえーーと・・・・・元に戻ってる・・・?」
##NAME1##の言葉に詩人はベッドから降りて洗面台へと向かい、鏡で自分の顔と体をじっくりと見る。
「・・・・・・も、元に戻ったーーー!!!」
「良かったね」
「うんっ」
「じゃあ詩人はそのまま顔を洗って。私はコーヒー淹れてく」
##NAME1##が洗面所から出ようとするが後ろから詩人に抱き締められ、言葉が途中で止まってしまった。
「・・・詩人?」
「##NAME1##、昨日の事覚えてる?」
「え?そりゃあ覚えてるけど・・・」
「龍牙達の告白を断ってくれた事はもちろん、アイツらの前で僕の事を好きって、何があっても見捨てないって言ってくれた事、すごく嬉しかったよ」
「――――!!!/////」
「ずっと迷っていたけど、もう迷わない」
詩人は##NAME1##を自分の方に向かせ、そして跪き、彼女の手を握る。
「##NAME1##。この先何があっても、僕がどんな姿に変わり果てようと必ず君を守る。愛してる。だから、
僕と結婚してください」
真剣な目で##NAME1##の目を見てプロポーズをする詩人。
初めは驚いていた##NAME1##だが、やがて目に涙が溜まり、そして
「・・そんなの、
断る理由無いじゃない」
「じゃあ、」
「不束者ですが、こちらこそよろしく、詩人!」
花が咲き誇ったような笑顔で了承した##NAME1##。
嬉しさのあまり立ち上がった詩人は彼女を力強く抱き締め、誓うかのようにキスをした。
終わり