わがままを聞いて
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
わがままな織姫だ・・・。
☆わがままを聞いて☆
今日は7月7日。せっかくの七夕なのに雨が降って最悪・・・・まぁ野宿じゃないだけまだマシかな?
と思ったら毛狩り隊が襲撃してきた。
ボーボボ達が返り討ちにしてたけど私は毛狩り隊の奴に拐われて、まだ大雨が降ってる外に連れ出された。
当然全身ずぶ濡れ。ホント今日ついてない!
と、思ってたんだけど・・・
【怪我は?】
「だ、大丈夫です・・・」
【歩けるか?】
「はい」
【ならさっさとアイツ等の元に戻るぞ】
「あ、待って」
この雨の中、華蓮ちゃんが追い掛けて助けに来てくれた。
嬉しかったけど、毛狩り隊が思ったより強い奴で、華蓮ちゃんが返り討ちにあってしまう。
毛狩り隊が華蓮ちゃんに手をかけようとしたその時、華蓮ちゃんから煙が発せられ、そこからもう1人の華蓮ちゃん――##NAME1##さんが現れ、一瞬で毛狩り隊を倒した。
そして私の状態を確認すると宿泊地へと足を進め、私も慌てて追い掛けた。
宿泊地へ向かう間2人は無言でいた。
やがて雨があがり、宿泊地が見えてきた。
【雨もあがった事だし、この辺でいいか】
「!」
##NAME1##がいなくなってしまう。そう感づいたビュティは慌てて彼の服を掴んだ。
「あ、あの!」
【・・何だ?】
「えっと、・・・もう少し、このままでいて、くれませんか・・?」
こちらを見る##NAME1##の顔を直視出来ず、俯いて言葉を出す。
【・・・・このままと言うのは、“俺”のままでいろと言う事か?】
「はぃ」
【何故だ?】
「何故って、それは・・・」
【用が無いのなら俺は】
「嫌っ!」
ビュティが##NAME1##に抱き付き、拒否を示す。
ビュティの行動に##NAME1##は軽く目を見開く。
「お願いします。もう少し、##NAME1##さんのままでいてください。
あなたと一緒にいたいんです・・・。お願いします・・・」
顔を赤くして、震える声を振り絞って伝える。
##NAME1##はビュティの顔を見ようとするが、俯いてて見えない。
ビュティに聞こえないように軽く溜め息を吐く。
【・・・アイツ等に何か言われても知らないからな】
「・・!」
歩き出した##NAME1##にビュティが思わず離してしまう。
宿泊地へと歩き出す##NAME1##だが、さっきの言葉でまだ戻る事はないと感じ、安堵する。
「あ、あの##NAME1##さん!」
【今度は何だ?】
「その、宿泊地に戻るのはもう少し後でも・・・」
【アイツ等がお前と、もう1人の“俺”を待ってるんだぞ?】
「私!ちゃんと誤魔化しますから!」
【誤魔化すって・・・・・・まぁいい】
またも了承してくれて今度は嬉しさが込み上がってきた。
ふと上を見上げる。
雲はいつの間にか無くなっていて、何万何億、いやそれ以上の星が川のように並んでいた。
「綺麗・・・」
【ん?・・・天の川か】
「くしゅん」
肌寒く、くしゃみが出て、雨で全身濡れたままだという事を思い出す。
自分で剥き出しの腕を擦って暖めようとする。
すると##NAME1##が近付き、後ろからビュティを腕ごと抱き締めた。
「Σ!!?##NAME1##さん!!?」
【俺も濡れてるが、それほど濡れてない。これで堪えてくれ】
「(堪えろって・・・むしろ・・・/////)」
さっきまで肌寒かったのが、今は顔から火が出るのではないかと言うぐらい熱い。
##NAME1##の細く、しかししっかり筋肉の付いた腕がビュティの全身を抱き締める。
それがますます照れてしまい、心臓がドキドキではなくバクバクと鳴っている。
「(うぅ~~顔が熱い・・・絶対顔真っ赤っかだよ・・/////
心臓の音、聞こえてたらどうしよう・・・)」
【おい】
「Σはい!」
【見なくていいのか?】
「え?ぁ」
急に呼ばれてドキッとしたが、何の事か一瞬分からず、天の川の事だと理解すると再び顔を夜空へと向ける。
「綺麗ですね」
【そうだな。
・・晴れて良かったな】
ふと後ろを振り向けば、見た事ない柔らかい笑みを浮かべて天の川を見上げる##NAME1##の表情が見えた。
その笑みがビュティの胸を高鳴らせた。
「・・・##NAME1##さん」
【?】
「ありがとうございます」
助けてくれた事、わがままを聞いてくれた事、暖めようとしてくれてる事等々、綺麗な笑みを浮かべてお礼を伝えた。
その笑みに、##NAME1##の中の何かが込み上がりかけたが、すぐに消えた。
終わり
☆わがままを聞いて☆
今日は7月7日。せっかくの七夕なのに雨が降って最悪・・・・まぁ野宿じゃないだけまだマシかな?
と思ったら毛狩り隊が襲撃してきた。
ボーボボ達が返り討ちにしてたけど私は毛狩り隊の奴に拐われて、まだ大雨が降ってる外に連れ出された。
当然全身ずぶ濡れ。ホント今日ついてない!
と、思ってたんだけど・・・
【怪我は?】
「だ、大丈夫です・・・」
【歩けるか?】
「はい」
【ならさっさとアイツ等の元に戻るぞ】
「あ、待って」
この雨の中、華蓮ちゃんが追い掛けて助けに来てくれた。
嬉しかったけど、毛狩り隊が思ったより強い奴で、華蓮ちゃんが返り討ちにあってしまう。
毛狩り隊が華蓮ちゃんに手をかけようとしたその時、華蓮ちゃんから煙が発せられ、そこからもう1人の華蓮ちゃん――##NAME1##さんが現れ、一瞬で毛狩り隊を倒した。
そして私の状態を確認すると宿泊地へと足を進め、私も慌てて追い掛けた。
宿泊地へ向かう間2人は無言でいた。
やがて雨があがり、宿泊地が見えてきた。
【雨もあがった事だし、この辺でいいか】
「!」
##NAME1##がいなくなってしまう。そう感づいたビュティは慌てて彼の服を掴んだ。
「あ、あの!」
【・・何だ?】
「えっと、・・・もう少し、このままでいて、くれませんか・・?」
こちらを見る##NAME1##の顔を直視出来ず、俯いて言葉を出す。
【・・・・このままと言うのは、“俺”のままでいろと言う事か?】
「はぃ」
【何故だ?】
「何故って、それは・・・」
【用が無いのなら俺は】
「嫌っ!」
ビュティが##NAME1##に抱き付き、拒否を示す。
ビュティの行動に##NAME1##は軽く目を見開く。
「お願いします。もう少し、##NAME1##さんのままでいてください。
あなたと一緒にいたいんです・・・。お願いします・・・」
顔を赤くして、震える声を振り絞って伝える。
##NAME1##はビュティの顔を見ようとするが、俯いてて見えない。
ビュティに聞こえないように軽く溜め息を吐く。
【・・・アイツ等に何か言われても知らないからな】
「・・!」
歩き出した##NAME1##にビュティが思わず離してしまう。
宿泊地へと歩き出す##NAME1##だが、さっきの言葉でまだ戻る事はないと感じ、安堵する。
「あ、あの##NAME1##さん!」
【今度は何だ?】
「その、宿泊地に戻るのはもう少し後でも・・・」
【アイツ等がお前と、もう1人の“俺”を待ってるんだぞ?】
「私!ちゃんと誤魔化しますから!」
【誤魔化すって・・・・・・まぁいい】
またも了承してくれて今度は嬉しさが込み上がってきた。
ふと上を見上げる。
雲はいつの間にか無くなっていて、何万何億、いやそれ以上の星が川のように並んでいた。
「綺麗・・・」
【ん?・・・天の川か】
「くしゅん」
肌寒く、くしゃみが出て、雨で全身濡れたままだという事を思い出す。
自分で剥き出しの腕を擦って暖めようとする。
すると##NAME1##が近付き、後ろからビュティを腕ごと抱き締めた。
「Σ!!?##NAME1##さん!!?」
【俺も濡れてるが、それほど濡れてない。これで堪えてくれ】
「(堪えろって・・・むしろ・・・/////)」
さっきまで肌寒かったのが、今は顔から火が出るのではないかと言うぐらい熱い。
##NAME1##の細く、しかししっかり筋肉の付いた腕がビュティの全身を抱き締める。
それがますます照れてしまい、心臓がドキドキではなくバクバクと鳴っている。
「(うぅ~~顔が熱い・・・絶対顔真っ赤っかだよ・・/////
心臓の音、聞こえてたらどうしよう・・・)」
【おい】
「Σはい!」
【見なくていいのか?】
「え?ぁ」
急に呼ばれてドキッとしたが、何の事か一瞬分からず、天の川の事だと理解すると再び顔を夜空へと向ける。
「綺麗ですね」
【そうだな。
・・晴れて良かったな】
ふと後ろを振り向けば、見た事ない柔らかい笑みを浮かべて天の川を見上げる##NAME1##の表情が見えた。
その笑みがビュティの胸を高鳴らせた。
「・・・##NAME1##さん」
【?】
「ありがとうございます」
助けてくれた事、わがままを聞いてくれた事、暖めようとしてくれてる事等々、綺麗な笑みを浮かべてお礼を伝えた。
その笑みに、##NAME1##の中の何かが込み上がりかけたが、すぐに消えた。
終わり