風邪っぴき総長の看病
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詩人もああいう顔するんだな・・。
◆風邪っぴき総長の看病◆
「え!?詩人が風邪!?」
「そーなんだって。おかげで詩人の仕事を俺等がやるんだ。
まぁアイツも総長って立場だから仕事量は俺等より多いしなかなか休めなかったから、これを機にしっかり休んで貰うか」
「・・そうだね」
パナから聞いた詩人の風邪情報に驚愕する##NAME1##。
この時期は風邪はもちろんインフルエンザも流行ってるので心配してしまう。
自分の仕事を終わらせたら詩人の様子を見にいこうと決め、仕事に取り掛かった。
一方詩人は自室のベッドにて横になっていた。
初めはいつも通りの朝を迎えようとしていたが体調の異変に気付くも体を無理に動かし、廊下を歩いていたら倒れてしまい、偶然通り掛かった部下によって保護され、今に至る。
「(情けないなぁ・・総長の僕が風邪ごときにやられてしまうなんて・・・・・そう言えば皆、僕の分の仕事やるとか言ってたけど大丈夫かな・・・?
ああダメだ。風邪が治った後の事を考えたら頭がますます痛くなってきた。
・・・##NAME1##、来てくれないかな・・・?)」
眠気が襲い掛かり、詩人は眠りに就いた。
それからどのぐらい時間が経ったのだろうか、食欲をそそる匂いが鼻腔を擽る。
額に冷たい何かが乗り、目を開ける。
「あっ、ごめん、起こしちゃった?」
「・・##NAME1##・・・?」
目の前に意識を飛ばす前に思い浮かべていた恋人の##NAME1##がマスク姿でいた。
一瞬幻覚かと思ったが首に当てられた手の感触に本物だと感じ取る。
「やっぱり熱いね。インフルエンザ?」
「いや、ただの風邪だって・・・それより、何で、ここに?」
「何でって、熱に苦しむ恋人が心配で看病しに来ちゃダメ?」
「でも、もし君に、うつりでもしたら・・・」
「大丈夫。私あんまり風邪引かないんだよ。まぁでも万が一の事考えてこうやってマスクしてるんだけど。
だから看病させてよ。それとも・・私じゃ、嫌?」
伏し目がちで、しかしその表情が悲しげなものだというのはマスク越しでも分かった。
彼女の気遣いを無下にしてしまったら傷つけてしまう。
それに正直、自分はこんな状態な為満足に動く事など出来ないし、何より##NAME1##と一緒にいたいという気持ちが大きい。
「じゃあ・・お言葉に甘えちゃっても良いかな?」
「∑!うん!任せて!」
詩人の了承を得て笑みを溢す##NAME1##。
「あっ。お粥作ったんだけど、食欲ある?」
「うん。少しなら・・・」
「良かった。ちょっと待ってて、今持ってくるから」
一度詩人から離れ、湯気がたつ小さな土鍋を持ってきた。
さっきまで鼻腔を擽る香りの正体がそれだと理解する。
土鍋をサイドテーブルに置き、蓋を開ければ香りだけでなく見た目も美味しそうなお粥が現れる。
詩人の食欲がますます湧いた。
##NAME1##はお粥をレンゲで掬い、お椀によそう。
「はい、どうぞ」
「・・・食べさせてくれないの?」
まるで子犬のような目で問われ、##NAME1##の胸がキュンッと高鳴った。
電脳6闘騎士総長という立場な故、仕事はもちろんプライベートでもあまり甘えを見せてくれない為嬉しいのだ。
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◆風邪っぴき総長の看病◆
「え!?詩人が風邪!?」
「そーなんだって。おかげで詩人の仕事を俺等がやるんだ。
まぁアイツも総長って立場だから仕事量は俺等より多いしなかなか休めなかったから、これを機にしっかり休んで貰うか」
「・・そうだね」
パナから聞いた詩人の風邪情報に驚愕する##NAME1##。
この時期は風邪はもちろんインフルエンザも流行ってるので心配してしまう。
自分の仕事を終わらせたら詩人の様子を見にいこうと決め、仕事に取り掛かった。
一方詩人は自室のベッドにて横になっていた。
初めはいつも通りの朝を迎えようとしていたが体調の異変に気付くも体を無理に動かし、廊下を歩いていたら倒れてしまい、偶然通り掛かった部下によって保護され、今に至る。
「(情けないなぁ・・総長の僕が風邪ごときにやられてしまうなんて・・・・・そう言えば皆、僕の分の仕事やるとか言ってたけど大丈夫かな・・・?
ああダメだ。風邪が治った後の事を考えたら頭がますます痛くなってきた。
・・・##NAME1##、来てくれないかな・・・?)」
眠気が襲い掛かり、詩人は眠りに就いた。
それからどのぐらい時間が経ったのだろうか、食欲をそそる匂いが鼻腔を擽る。
額に冷たい何かが乗り、目を開ける。
「あっ、ごめん、起こしちゃった?」
「・・##NAME1##・・・?」
目の前に意識を飛ばす前に思い浮かべていた恋人の##NAME1##がマスク姿でいた。
一瞬幻覚かと思ったが首に当てられた手の感触に本物だと感じ取る。
「やっぱり熱いね。インフルエンザ?」
「いや、ただの風邪だって・・・それより、何で、ここに?」
「何でって、熱に苦しむ恋人が心配で看病しに来ちゃダメ?」
「でも、もし君に、うつりでもしたら・・・」
「大丈夫。私あんまり風邪引かないんだよ。まぁでも万が一の事考えてこうやってマスクしてるんだけど。
だから看病させてよ。それとも・・私じゃ、嫌?」
伏し目がちで、しかしその表情が悲しげなものだというのはマスク越しでも分かった。
彼女の気遣いを無下にしてしまったら傷つけてしまう。
それに正直、自分はこんな状態な為満足に動く事など出来ないし、何より##NAME1##と一緒にいたいという気持ちが大きい。
「じゃあ・・お言葉に甘えちゃっても良いかな?」
「∑!うん!任せて!」
詩人の了承を得て笑みを溢す##NAME1##。
「あっ。お粥作ったんだけど、食欲ある?」
「うん。少しなら・・・」
「良かった。ちょっと待ってて、今持ってくるから」
一度詩人から離れ、湯気がたつ小さな土鍋を持ってきた。
さっきまで鼻腔を擽る香りの正体がそれだと理解する。
土鍋をサイドテーブルに置き、蓋を開ければ香りだけでなく見た目も美味しそうなお粥が現れる。
詩人の食欲がますます湧いた。
##NAME1##はお粥をレンゲで掬い、お椀によそう。
「はい、どうぞ」
「・・・食べさせてくれないの?」
まるで子犬のような目で問われ、##NAME1##の胸がキュンッと高鳴った。
電脳6闘騎士総長という立場な故、仕事はもちろんプライベートでもあまり甘えを見せてくれない為嬉しいのだ。
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