リアル猫になりまして
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「(そうだよ。詩人も早く戻りたいって思ってるのに私ったら・・・。)
では私はこれで失礼します」
「##NAME1##さん。詩人さんのお世話私も手伝いましょうか?」
「あ、だったら俺も協力するよ。マタタビとか猫じゃらしとか持ってくるからさ」
「あのねパナ、いくら猫の姿だからって中身は詩人なんだよ。マタタビとかでつられるわけないじゃん。ねえ?」
「ニャア」
「ええ~なんだ。俺総長にねこ鍋お願いしようと思ってたのに」
「・・・・・・するわけないでしょ」
「(今揺らいだな)」
「(詩人のねこ鍋を想像してやろうと思ったな)」
「と、とにかく失礼します!」
##NAME1##は慌ててギガの部屋から出ると、詩人の頭を優しく撫でる。
「大丈夫。絶対見捨てたりしないからね」
「ミャゥ」
それから##NAME1##は必要なものを買い揃えていく。
ご飯をどうしようか悩んだ時、キャットフードはさすがに可哀想だと思い刺身や魚(焼き魚にする為に)を買う事に。
たまにパナ達が遊びに来ては詩人を抱っこしようとするが引っ掛かれたり噛みつかれたりされる。
また詩人が寝ている時に抱っこしようとするが、気配でなのか感触でなのか分からないがすぐに目を覚まし攻撃される。
しかし恋人である##NAME1##が抱っこしても安心感があるのだろう目を覚まさない。
なので詩人が寝ている時に##NAME1##が抱っこして、クルマンが持ってきた土鍋に詩人を入れ写メを撮っていたとは知らない。
赤ん坊の時同様お世話をするのは大変だが、同時に楽しいと思えてくる。
そして1週間後。
「##NAME1##!##NAME1##!」
「ん~・・あとちょっと・・・」
「もうそういうくだりいいから!起きて!」
「ダメだよ詩人・・睡眠はしっかり取らなきゃ生活のリズムが狂う・・・・・Σ詩人!!?」
ガバリと起きてみれば、全裸の詩人がそこにいた。
「変態だーーー!!」
「Σえええええぇーーーー!!」
「なんてね。詩人ーー!!!」
「##NAME1##ーーー!!!」
ようやく元に戻った恋人に嬉しさが込み上がり、両腕を広げて抱き締める。
詩人もようやく戻れた事に嬉しく、抱き締める。
「猫になった詩人も良かったけど、やっぱりいつもの詩人の方がいいかも」
「僕はもうこりごりだよ。毎日三食とも刺身とか焼き魚ばかりで・・・」
「アハハ・・・」
「さてと。##NAME1##」
「何、Σんっ」
突然キスをされたと思ったらそのまま押し倒される。
「1週間お預け食らったからね。もう我慢の限界」
「え?ちょ、詩人!?」
「いただきまーす♪」
「Σいやああああーー!!!」
##NAME1##をたっぷり堪能した詩人は、大量の書類を持ちギガの自室に入る。
「おー詩人。元に戻ったじゃん」
「はい。何事もなくて無事に」
「ふーん。ところで、それ何じゃん?」
「1週間で溜まった僕の仕事です。
ギガ様」
「うん?」
「ゴシック真拳奥義「囲監閉獄」!!」
全く反省してないギガの側に書類を置くと奥義を発動。
「詩人、どういうつもりじゃん?」
「わけのわからない植物を買った罰として僕の代わりにその書類をお願いします。まぁ半分はギガ様本人がしなくてはならないものも入ってますけどね。
終わるまで出してあげませんから。
ああそうそう。そのオリを壊したりサボったりしていたら、ギガ様にもあの花を嗅がせ、さらにWi-○i止めますから」
「Σ―――!!」
真拳で壊そうと考えていたギガはその言葉に手を止める。
面白そうな花だから買ったものの、自分が被害に遭うのは絶対に嫌だ。
それに毎日ネットの海に潜ってるのでWi-○iを止められたら大いに困る。
「ではギガ様、しっかりお願いしますね」
にっこりと笑みを浮かべ、詩人は部屋を出た。
ギガはちょっぴり涙目になりながら詩人の仕事(内半分サボっていた自分の仕事)を片付けていた。
終わり