あ～～・・コイツに惚れてホント良かった。




　 ○避けられる理由○




最近##NAME1##の様子がおかしい。


俺が近付くとアイツは遠ざかり、さらに近付けば逃げるように去っていく。


てか逃げる。


不審に思った俺は問い詰めるように聞くが何も答えてくれない。


目を逸らしながら「何でもない」と言うアイツは明らかに何かある。


そしてついに、俺は強行に出た。




背中を壁に押しつけられ、##NAME1##はランバダに迫られていた。


逃げようにも両側をランバダの手が壁を付いて退路を塞がれ、強い視線を向けられ足がすくんでしまう。



「##NAME1##。最近俺の事避けてるよな？」


「そ、そんな事・・・」


「じゃあ何で目を合わせない？」


「・・・・・・」



黙ってしまった##NAME1##に、ランバダの頭の中で最悪の答えが出てきた。



「・・・・・あ、あのね、実は・・・「##NAME1##っ！！」Σっ！？」



何かを言おうとした##NAME1##の言葉をランバダの大声が遮り、押し黙る。



「・・・まさか、お前他に好きなヤツが・・・」


「え？」


「誰だ、相手は？」


「ちがっ・・・」



否定の言葉を言おうにも、ランバダの低い声に怒りの視線を受け、途中でやめてしまう。



「ジェダか？チスイスイか？それとも他のヤツか？」


「ちがぅ、話を・・・」


「だがっ！！」


「Σ！」


「お前が、他のヤツを好きになっても、俺の気持ちは変わらない！！

絶対に手放さない！！

お前の事が好きだから！！！」


「ちょ、っとランバダ・・・・///」



廊下で堂々と大声で宣言するランバダ。


誰かが通ってくるかもしれない廊下に##NAME1##は恥ずかしさからなのかトキメキからなのか思わず頬が赤くなる。



「お前は俺のものだ」


「ランバダ、話を聞い・・・・んん！」



ランバダは##NAME1##の言葉を遮るようにキスしてきた。



「俺はもぅ、お前しかいないんだ・・・お前以外何もいらない・・・だから、俺を１人にしないでくれ・・・」


「・・・ランバダ・・・」



いつもとは違う、弱々しい姿のランバダは、母親と離れたくない子供のように##NAME1##をすがり付くように抱き締めた。


罪悪感を感じた##NAME1##は、決意したような顔つきになり、ランバダに話し掛ける。



「・・あのね、ランバダ。私の話を聞いて」


「・・・なんだ？」


「実は、私・・・ぅっ、」


「？##NAME1##？」



突然口許に手を当てて顔色が悪そうに下を俯く##NAME1##に心配の声を掛ける。


だが##NAME1##は答える前にランバダを突き飛ばし、口許に手を当てたまま急いで近くのトイレに走り、中に入ってった。




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