さーて、次はどこにキスマーク付けようじゃん##5X##




<吸引性皮下出血の消し方>




『ギガさんのバカーーーーーーー！！！！』



ゴスッ！



「Σガフゥッ！！？？」



気持ちよく寝ている時に突然強い衝撃を受けたギガは、ベッドの上で横腹を押さえながら苦しげにのた打ち回る。


涙を少し浮かべ、何事だと首を向ければ、鞘に納めたままの小刀を握り締めキッと睨んでる##NAME1##がそこにいた。


何故彼女がそこまで怒り浸透にいるのか疑問を浮かべるが、彼女の首筋を見た途端すぐに理解した。



「あー・・・キスマーク」


『Σきっ！き、き、きす、マーク、だなんて、さらっと言わないで下さい/////！』



顔を真っ赤にして動揺する##NAME1##の首筋には赤いキスマークがそこに付いていた。


そのキスマークは昨夜激しい情交の中でギガが##NAME1##に付けたものだ。


虫刺されだなんて言い訳が通らない見事なキスマーク。



『どうしてくれるんですか！？これじゃあ外に出られないじゃないですか！！』


「いや、どうって言われても・・・」



俺としてはそのままで良いと思わず言いそうになったがまた一段とお怒りになるだろうと思いぐっと堪える。


そして何とか怒りを沈めてもらおうと必死に考え、ネットで調べることにした。


スマホを手に取り、「キスマークの消し方」と検索する。


そして出てきたものを口に出す。



「えーっと、何々？

ファンデーションを塗るとその日は消えてくれるってさ。

俺はそういうの持ってないから、komomo達に持ってきてもらうか」


『Σ止めて！！それは却下っ！！』



持ってきて貰う時に「キスマークを消すから貸して」と言いそうなので、それだけは回避したく却下を下した。



「だめ？じゃあ・・・馬肉または牛か豚の肉を２時間おきに替え、一晩患部に乗せる」


『一晩なんて・・・今日みんなのところに帰らなくちゃいけないんですよ！
それに食べ物を乗せるなんて嫌です！
もっと簡単で早いものはないんですか？』


「んーと・・・・・あ、これなんてどうじゃん！
お風呂で湯槽に浸かって、揉むと薄くなる」


『それ！それがいいです』


「よし、じゃあ早速風呂に入るじゃん」


『はい。

・・・・・え？』




＊＊＊



『・・・・・・・何でギガさんも一緒に入ってるんですか？』



何故ギガがウキウキと入浴準備をするのか気にはなっていたが、一緒に入ってきたことで合点した。


ギガの腕に抱かれながら##NAME1##は、広い浴槽に浸かっている。


浴槽にはバラがいくつも浮かんでいて、甘ったるい香りが漂う。




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