私を選んでくれて、ありがとぅ・・・。




　　 ‡僕の婚約者‡




「はぁ～。今日も疲れた・・・」



電脳６闘騎士総長、詩人。


一仕事終えた彼はある場所に向かっていた。



「早く会いたいな、##NAME1##」



その顔は嬉しそうな顔をしている。




＊＊＊



「フンフンフフーン##5X##」



陽気に鼻歌を歌いながら晩ごはんを作る##NAME1##。


今日は久々に会う自分の婚約者の為に張り切っているのだ。



「早く来ないかなー##5X##」



ピンポーン



「っ！来た！！」



チャイムの音を聞くと包丁を慌てて台に置き、玄関へ走る。


扉を開けるとそこには##NAME1##の最愛の婚約者、詩人の姿が。



「##NAME1##」


「詩人！！」



詩人を見た途端みるみる満面の笑みになり、詩人の首に腕を回して抱き付いた。


詩人も##NAME1##の背中に腕を回し抱き締め返す。



「会いたかった～」


「僕も、会いたかったよ」


「あっ、上がって。もうすぐご飯出来るよ」


「久しぶりだなー##NAME1##のご飯」



再会の抱擁は２人にとってまだまだ足りないが、一先ず中に入った。


詩人も手伝い、晩ごはんはすぐに出来上がった。


２人は向かい合って食べる。



「どう？」


「美味しいよ！やっぱり##NAME1##の作るご飯は美味しいな。
早くこのご飯を毎日食べたいな」


「もう詩人ったら・・・///」



詩人の言葉に嬉しそうにはにかむ。



「仕事の方はやっぱり忙しい？」


「う～ん・・・今のところ落ち着いてるかな」


「そぅ。

・・・・・・・・」


「・・・？・・・##NAME1##？」



突然下を向いて黙ってしまった##NAME1##に、詩人が顔を覗き込んで心配の声をかける。



「どうしたの？何か嫌な事あった？」


「ううん。無いよ。

ただ・・・」


「ただ？」


「・・・たまに思うの、本当に私なんかが詩人の婚約者で良いのかって。

詩人はさ、ギガ様に仕える電脳６闘騎士の、それも総長でしょ。

地味で何の取り柄もない私なんかじゃ釣り合わないんj「そんな事ないよっ！！！」



##NAME1##の言葉を詩人が大声で遮った。


突然立ち上がった詩人に##NAME1##は目をパチクリさせ、詩人をジッと見る。


詩人は真剣な顔で##NAME1##に近付くと、##NAME1##の顎を手に取り、上に向かせるとキスをした。


突然のキスに##NAME1##は目を見開き驚く。


だがすぐに唇は離され、詩人にジッと見つめられる。




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