この手を取ったら
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・・・・・・・・・
現場に着いた時、##NAME1##は信じられない光景を目にした。
「な、なんでもう殺されているの・・・・」
その殺し屋の標的とされた男は床に横たわっている。
そして男の周りには血が出ている。が、既に固まっている。
また、数人の男たちも同じように横たわって血が出ている。が、やはりその血は固まっている。
「遅かったじゃないか、暗殺部隊副隊長さん」
「∑!!!?」
声がする方を振り向けばいつの間にか部屋の入り口には茶髪の短髪に長身の男と黒髪に長髪の女の子が立っていた。
「・・・・あなたたちが最近出没している殺し屋なの?」
「せっかく情報を流してやったっていうのに随分遅いもんだなあ。
マルハーゲ帝国の情報部が聞いて呆れるぜ」
「∑っ!!?」
――あの情報はわざと・・・!!
##NAME1##が驚愕していると男が話し掛けてきた。
「マルハーゲ帝国なんか辞めちまえば?##NAME2####NAME1##さん」
「・・・!!・・・なんで私の名前を・・・?」
「悪いが地上のことについて色々と調べてな、それでお前のことも」
――地上のこと・・・?
「勿論お前の両親を殺した奴も誰なのかもな」
「!!!」
「お前の両親を殺したのは・・・」
――やめて
「マルハーゲ帝国皇帝・・・」
――聞きたくない・・・!!
「ツル・ツルリーナ四世だ」
「!!!!」
「お前の両親も暗殺部隊だったらしくてな、だが、できちゃった二人は帝国を抜け出しお前を生んだ。
居場所を突き止めた四世は今の暗殺部隊総隊長の奴に命じて殺させた。
確かその資料は暗殺部隊資料室にまだあるはずだ。信じられないって言うなら自分で調べてみろ」
男が話すなか、##NAME1##はあまりにの絶句により聞いてない。
「そ、そんな・・・・四世様が・・・・・」
「酷いもんだなあ、お前のご主人様は」
「!!黙れ!!!」
##NAME1##は愛刀を鞘から抜き、男に向かって斬りかかっていく。
が、かわされ、バランスが崩れて転んだ。
「・・・・う、うぅ・・・・・・」
次第に##NAME1##の目から涙がポロポロと出てきた。
「ひっく・・・・ぐすっ・・・」
「お前さ、俺の下で働かないか?」
「∑!!!?」
突然の男の誘いに##NAME1##は涙をゴシゴシと拭き顔を上げ男を見る。
「こいつも真拳を手に入れてな、そろそろ辞めようかなあって思ってたんだ。」
男は傍らにいる女の子の頭に手を乗せ示す。
「で、イシャって言う仕事にしてみようかなと思って、・・・お前さそこの受け付けかなんかやらねえか?」
男の誘いがこの時嬉しく感じた。
だけど・・・
「・・・無理よ。裏切ったら四世・・・は私を殺しに来る」
「だろうな。だから来いっているんだ」
「はあ!?あなた分かって言ってんの!!?帝国側は私を殺しに「わかってねーのはお前の方だ」
ガンッ
「いたっ!!?」
突然私の話を遮りしかも頭を殴ってきた・・・って女を殴ったよコイツ!!!
「だから、お前を守れば良いだけの話だろ?だったら追っ手が来たら俺がお前を守ってやるよ。それでいいだろ」
「―――――!!!」
――嬉しかった。自分の身だけ守れ、と教えられ誰も私のことを守ってはくれなかった。
「だけど、そう簡単にはいかないわよ・・・?」
「大丈夫だ。ドクターが言ったら絶対守ってくれるって」
さっきまで黙っていた女の子が話しかけてきた。
・・・それより、どこかで見たことあるような・・・
「それよりもお前はビョウインって言う建設をあたれ。あと人を集めろ」
「え、わ、私がやるの?」
「ああそうだ。行くぞ##NAME1##」
差し出してきた手とドクターと呼ばれた男を交互に見た後、その手を取った。
その手が暖かくて、また、私の目から嬉し涙が出てきた。
「あ~あ、たく、お前といいこいつといい」
ドクターは側にいる女の子を促せ、私たちは部屋を出た。
そして私はマルハーゲ帝国を抜け出し、◯×総合病院のナースとして働くことになった。
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