闇皇帝は残念な人
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
一先ず曲がり角のところに避難し、取られていなかった携帯を取り出してボーボボ達に連絡を入れる。
だがなかなか通じない。
『嘘?何で!?』
「それはここがヤミキング城内だからよ」
『!?ア、アナタは・・・』
「LOVEよ」
闇四天王のLOVEがいつの間にか##NAME1##の近くにいた。
「アンタも大変ね~、ハイドレート様に見初められてさ」
『・・・なんであの人あたしをここに連れてきたんだろ・・・?あーもう意味が分からない!!』
「・・・アンタ、気付いてないの?」
『?何が?』
頭をガシガシと掻く##NAME1##を見てLOVEが呆れたような声を掛けてきた。
本当に意味が分からないっといった顔をする##NAME1##にますます呆れ、ハァと溜め息を吐く。
「あのねぇ、ハイドレート様はアンタに惚れてるの。だからアンタを拉致してまでここに連れてきたのよ」
『・・・あたし、あの人に惚れるようなことしたっけ?』
「アンタの存在そのものが惚れる要因よ」
『え~?そんなことないですよ。それを言うならLOVEさんの方がいいですよ。綺麗ですしスタイルもいいですし。
(性格を除けば・・・)』
「今なんか心の声が聞こえたような気がしたけど。
まぁいいわ、外と連絡を入れたいのなら私の部屋に来なさい。外と繋がる電話を貸してあげるから」
『え?いいんですか?』
「えぇ」
『・・・・・なんで、あたしにそこまで?』
「・・・まぁ、なんとなくよ・・・」
『・・・LOVEさん、』
「?」
『ありがとうございます』
花が咲き誇ったような柔らかい笑みを向けてお礼を言う##NAME1##の笑顔にLOVEは目を見開き、バッと顔を背けた。
『・・?どうかしました?なんか顔が赤いような・・・・・?』
「き、気のせいよ!!!ただちょっとメイクを濃くしすぎただけよ!!!」
『??』
「(・・・・なるほど、ハイドレート様や他の奴等が惚れるわけだわ・・・///)」
熱くなってる顔を冷まそうと手でパタパタ扇いでいると、未だみぞおちを押さえながら壁に手を付いたハイドレートがやって来た。
「##NAME1##・・・・・」
『ぅわ来たっ!!』
「・・・あのさ、ハイドレート様に少しでもいいから優しくしてくれない?」
『え?』
「ね?頼む!」
『・・・まぁ、LOVEさんがそう言うんなら・・・』
##NAME1##は渋々といった感じでハイドレートに近付き、声を掛ける。
.