カスカベ最強(?)夫婦
「アナタ逃げましょ!!」
「そ、それが、足が震えてしまって・・・!!」
「ええぇ!?」
「逃げようと思うでないぞ年増の女がぁあ!!」
ピキッ
突如部屋に聞こえた音。
顔の上半分に黒い影ができたみさえを見てひろしは開いた口に手を当てる。
そして無言のまま、何を思ったのか信長に近付き、そして・・・
ガンッ!
信長にゲンコツした。
「ΣΣッ!!!??」
「「「「ΣΣ!!!!!!??」」」」
「誰が年増よええ!!!?」
信長にゲンコツしたみさえに一同ビックリ仰天。
だがそんな周囲に気付かずみさえは信長を説教する。
そこへ黙って見てた秀吉が口を開いた。
「女、身の程を弁えよ。妻がでしゃばるでない!」
「はあ!?何でゴリラにそんなこと言われなきゃいけないのよ!!?」
「ごり・・・?とにかく口を出すなお婆!」
ガンッ!
「Σ~~~!!!??」
「誰がお婆よこのゴリラ!!?」
今度は秀吉に近付いたかと思ったら秀吉にゲンコツし説教した。
「君!秀吉になんてこt「うっさいアンタは黙ってなさい!!!」Σっ!!?」
秀吉が殴られたことに半兵衛が抗議しようとしたがみさえの剣幕に思わず口を閉じる。
「・・・き~さ~ま~・・・・・このうつけがぁあ!!!」
怒りが頂点に達した信長が銃を抜いた。
「ちょっと!?そんな物騒なもの抜かないでよ!!!」
「黙れババア!!」
ガンッ!
「Σ~~~!!!???」
「誰がババアよ!!?」
銃を向けられてるにも関わらず、どうやってそこまで移動したのかみさえはまた信長にゲンコツした。
「ちょっと来なさい!!」
「き、貴様!?離さぬか!!」
ガシッと信長の頭を鷲掴んでは引き摺り、秀吉のところで離す。
「アンタ達ね、人のこと年増とかババアとか言って、初対面なのに失礼でしょ!!!?」
「黙れ!女が偉そうにするでない!!」
「女がぁ・・・黙って男に仕えとけば良いのだあ!!」
「そうだ・・・女は常に男の後ろにいる存在のもの・・・」
ガンッガンッガンッ!
「「「~~~~~!!!!!??」」」
「黙って聞いてれば偉そうに・・・!!」
秀吉、信長、未だ鼻に手を被せて苦しがってる松永に向かってゲンコツを3連続かました。
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